わたしは溜まったこどものスマホ写真をこうしてブックにしました*

こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*

卒入園のシーズンですね。

私は保育園の卒園式撮影に行ったりするのですが、

子供達の合唱、あれでもうダメです(涙)

もらい泣きせずにはいられないのですが、

撮影後に鏡を見てギョッとします。

マスカラがどばーーーです。

最近トシのせいで、撮影中の化粧崩れはぬかるみ状態ですが、

もらい泣き撮影の後は土砂崩れです。

フォトブック

さて、今日は息子の溜まりに溜まったスマホ写真をやっとブックにしました!という記事です。

 

あと2か月で息子は2歳になりますが、

これまでに撮影したスマホ写真もデジタル一眼の写真も手付かずでした。

が、そろそろマズイ!とまずはスマホの0歳時の写真から着手。

ブックと言っても色々なスタイルがあります。

・プリントしてポケットアルバムに収納

・プリントしてスクラップブッキング

・パソコンでフォトブックを作成

など、アルバムもデザインが色々あるしフォトブックのサービスも沢山あります。

 

私は「スマホ写真のブック」と「デジタル一眼の写真のブック」を

一年にそれぞれ1冊づつ作成する事にしました。

「デジタル一眼の写真のブック」に関してはまた出来上がったら記事にしようかと思います。

 

スマホ写真に関しては、とにかく枚数が多いです。

私は妊娠中から合わせて1歳前の写真は合計635枚ありました。

お母さんというのはとにかくゆっくり机やパソコンに向かう時間がありませんし、

セレクトという作業が面倒です。

(セレクトも何も全部可愛いし〜〜)

 

そしてスマホ写真はアプリで加工したものやしてないもの、

サイズが真四角だったり長方形だったりバラバラです。

のでプリントするという選択肢が外れました。

 

そこで、フォトブックにして写真も全部載せたれ、サイズは真四角に統一したれという事に!

フォトブックサービスを何個か検索しましたが

上記の条件で作ろうと思うとどこも一長一短で

結局、主にプロ向けのサービスをしていて私も仕事でお世話になっている

ASUKABOOKさんで作る事にしました。

一般の方向けのサービスもありますよ!

(プロ向けのものもプロでなければ契約できないという事もないです。)

フォトブック

レイアウトに凝る事も時間がかかってしまうので、

真四角のフレームが9つのものを選択し、ボンボンはめていきます。

そのフレーム部分に写真をドラッグ&ドロップすればいいだけです。

フォトブック

妊娠中に作ったスタイの写真や、

飲むと産まれるというジンクスのオロナ○ンCや

食べると産まれるというジンクスの焼肉の写真も。

(実際焼肉食べた2日後に産まれた。)

フォトブック

そして産まれた日の最初の写真は大きくレイアウト。

これも9フレームと同じ大きさです。

隣ページを白紙にしました。

ここには、自分の手書きで、その時の気持ちなど思い出して書こうと思っています。

他ページも上下に多めの余白を設けましたが、

メモ書きみたいなものをどんどん自由に書き込んでしまおうと思いました。

フォトブック

私が思ういいアルバムは、

お母さんの気持ちの込もった手書きの一言がある、というものです。

作成の時点でテキストを入れてしまうのもありですが、

これまた時間がかかるし割と大変なので私は後で手書きする事に。

 

私は「書く」ことが好きなので、

産院にノートを持って行ってました。

産まれた直後の産後ハイの時に、その時の気持ちを書き綴っているので

そのノートを引っ張りだして

思い出しながら記入しようかと思います。

フォトブック

この様にブレてたりピンぼけの写真も気にせずはめ込むのがポイントです。

とにかくほぼ全部の写真を載せるので

ガンガンとフレームにはめ込むのです!

フォトブック

ずっと同じ調子で小さい写真が続くと飽きてくるので、

要所要所でお気に入り写真を大きくレイアウトします。

これは合計のページ数合わせの調整にもなります。

フォトブック

連写を並べたりするのも可愛いです。

あと自撮り写真も沢山載せて下さい。

ママと子供の2ショットがないのです、という事をよくお客様から聞きます。

ケータイは自撮りがしやすいので是非恥ずかしがらずにレッツ自撮りです。

(自分がブスに写ったものもこっちで削除できます♪)

フォトブックフォトブック

写真だけでなく、思い出のものや

私はイラストも好きなので、描いたものを写メしてとっておきます。

フォトブック

上の段の写真のこれ↑なのですが、

横浜のとあるホテルにある超高級託児所に仕事の際に息子を預けたのですよ。

で、お迎え後にレポートを見たら

まるで皇族のご子息の様な扱いでウケた、というものです。

こういう写真も思い出として載せると面白いと思います。

フォトブック

レイアウトを考えないと言っても、

9つの枠1ページで何となく写真や時系列の統一感は欲しいものです。

なので、目つぶり写真なども取っておくと調整しやすく良いなと思いました。

フォトブック

お恥ずかしながら私の授乳フォトです。

自分でケータイで撮った写真でも充分なのです。

はむっとした口と赤いほっぺと添えたお手手が可愛いな。

フォトブック

見ていると色々な事が思い出されます。

ああ、この頃入園したてで酷いお熱に見舞われて大変だったな〜とか。

手にとってパラパラめくれる事は素晴らしいな。

フォトブック

最後のページは1歳のお誕生日の前日の写真。

これでおしまい。

全部で60ページになりました。

フォトブック

表紙と裏表紙のデザインは迷うところですが、

私は、なかしましほさんの「おやつですよ」という料理本を参考にしました。

マネしちゃえばいいのです。

売り物みたいになる様にバーコードのフリー素材を使いました。

(ネットで「バーコード」「フリー」「素材」とか検索するとダウンロードできます。)

下の数字は、息子の誕生日から1年後の日にちの羅列です。

フォトブック

サイズ感や60ページの厚さはこの位です。

 

夫のケータイの写真も合わせて、など考えたのですが、

もう色々と手間が増えるのでやめました。

わたしの、おかあさんの目線での、わたしの本にしちゃおうと。

 

わたしはプロ向けのブックサービスを使いましたが、

一般の方向けのサービスですと

Photobackさんがお勧めです。

紙の質感もいいし、デザインもオシャレです。

(ただページ数やフレームのバリエーションが少ないです。)

あと、プリントするタイプのものだと

整理収納アドバイザーEmiさん主催のOURHOMEの写真整理術のサイトもオシャレで参考になりますよ。

(私は本当はフォトブックよりプリントした写真をファイルするのがかっこいいと思いっています。)

 

もしわたしの様に子供の写真を溜め込んでいてもうどうしようもない、

金で解決だ!!という方がいれば、

私が請負いますのでご相談下さい。

 

でも、自分でやるとやっぱいいですよ〜。

一度着手すると止まらなくなります。

「よし、こども寝た!」と作り始めて、途中で起きられたらチッてなるかもです(笑)

 

なので思うのですが、

こどものアルバム作りは日々を頑張るお母さんのご褒美時間

という事で、アルバムを作るために以下を推奨します。

・一時保育や託児をしちゃう、実家に預ける

・旦那さんに半日くらい頑張って一人でこどもの面倒を見ててもらう

 

コーヒー片手に、我が子の写真をアルバムにしながら思い出に浸る。

すごく幸せな時間なので、もし環境が許せば是非ひとりでゆっくり作成してみて下さい。

お子さんが大きければ一緒に作るのもお勧めです!

アルバム作成を遊びにしちゃいます。

 

他に、アルバムにする前にケータイ内でも

日々、ある程度写真を整理しておくことをお勧めします。

明らかに失敗写真はすぐ削除してしまった方がいいです。

あとバックアップはしっかりと!

ケータイは繊細なので、何か拍子にデータが全部消えてしまったりします。

 

また今日も長々と書き綴ってしまいましたが

皆様のアルバム作りの参考になれば嬉しいです*

本当に残して欲しい自宅での授乳フォトと女として終わった話*

こんにちは!カメラマンの沼山かおりです*

突然ですが、私はスタバが大好きです。

中学生の頃から通い詰め、

住む場所の最寄りのスタバでは必ずロイヤルカスタマーとして認識されます。

私はひとりで黙々と仕事をしたりしているので、

聞くとはなしに隣の会話が聞こえてきます。

 

幼稚園ママ同士のママ友抗争や

自分の少し上の40代ママ世代の子供の受験と親の介護と親戚問題や

女子高生の限りなく答えの出ない恋愛話など

そっと聞き耳を立てていたりします。

 

今日は高校生か大学生、おそらく未成年と思われるカップルが隣に。

ミスチルの地方公演ライブに泊まりで行くのに

お互いの親にどう了承を得るか、もしくは嘘をつくか、

の会議をしていました。

2人に話しかけそうになるのを抑えながら考えていました。

 

私は子供を産んでから、

「自分の青春」というのは完全に終わったという感じがします。

子供を産むほんの2年位前までは、

恋とかそういうものは私自身のものだったのに、

産んだ途端にそれはもう「我が子の未来のもの」になりました。

結婚したから終わった訳ではなく、

子を産んだら終わってしまったのです。

私にとって完璧な男性「加瀬亮」でさえ

ふーん、という感じ。

今月のGINZA『5人の「彼」と妄想デート」のページを見ても

ぜんぜん、何とも思わない。

もう私は我が子の寝顔以上にキューンとするものを

永遠に失ってしまったのです。

 

なので若い子の恋愛話なんかを聞くと

もう完全に親目線です。

隣のカップルには

『素直に恋人と行きたいと言え。そして建前上でも宿は別に取るんだ。

後はこっちは細かく追求しないから。何らかの事故があった場合など、

行き先の嘘だけはつくな!』

と心の中で叫びました。

 

親はね、君たちよ、

何だっていいんだよ。

事故や犯罪に子供達が巻き込まれなければ。

だからそこを念頭に置いといて欲しい。

後はもうライブの後に彼女の方の宿に泊まったって別にいいさ、と。

(女の子の親からしたらそうもいかないですよね。)

 

と前書きがながくなりましたが、

今日は授乳フォトのお写真を紹介します。

授乳フォト

私がAnjuさんやシャンティMindさんとコラボでしている

授乳フォト撮影会の写真は、

ママさんは綺麗なワンピースを着たり、花冠やベールを付けたりと

「非日常的で神秘的な」イメージで撮っています。

それはそれで素敵なのですが、

私は個人的には

「日常の、普段の、ふつうの」授乳フォトこそ撮らせてもらいたいと

強く思っています。

授乳フォト

私はいつも写真を撮っていて、

その写真の未来の事、

子供達が成長した先の事を考えます。

ママが綺麗に着飾った神秘的な授乳フォト、

それも私は自信をもって撮っていて、

ママさん達はひとりも漏れずみんな本当に綺麗です。

でもその写真は非日常なので、

未来に子供達が見た時にどう思うか感じるか、

は分からないというか、責任が持てないなと思っている部分もあります。

男の子なんかはギョっとするかもなって思う。

授乳フォト

本当にいい写真は時代を重ねてもいいもののままでいてくれるのではないかな、と。

つまり流行ではなく、

私たちカメラマン側や時代が「もらない」事が重要なんじゃないかと思うのです。

私の家族写真のテーマ「装飾を極力外す」、それです。

 

授乳フォトは「ママのもの」という側面も大きいので

綺麗に神秘的に撮るのも勿論いい。

でも私が考えるのは、この子達が大きくなって見ても

カッコいい(どうしても男の子の親目線ですね)事や

記憶のなかった頃の情景が良くわかる事

それをいつも考えているし、お客様にも伝えたいです。

授乳フォト

「いつもどんな感じで授乳してますか?いつもみたいにお願いします〜!」

と言うと、大抵みなさん足を崩したり寝転がったりと

フッと気を抜いてくれます。

片付き過ぎてない部屋、

その時のインテリアと部屋の光と

だらけた授乳姿勢と我が子を見下ろすお母さんの表情、

それを残したいです。

授乳フォト

今私たちにとっての「いつもの」授乳は、

多分すぐに思い出すにもぼやけていってしまうものになるのだと、

(過酷な現実!)

だからこそ、お家でのいつもの授乳風景をぜひ残して欲しいです。

(今、福岡伸一の「動的平衡」という本を読んでいますが、

人間の脳は絶え間なく代謝を繰り返しており、

「記憶」というのはその絶え間ない代謝の中でそのまま残り得るはずがないらしいですよ。

私たちが思い出しているつもりの「記憶」は分子の「淀み」でしかないのですって。)

 

私がお邪魔する時はおそらく

洗濯物などは寝室にぶん投げて戸を閉めたりして目隠しして下さってると思うのですが、

この授乳フォト撮影の時はそっとその戸を開けて、

洗濯物に埋まりながら授乳するいつもの姿を撮らせて下さい。

 

私はそのふつうの光景を

どういう構図で、どういう光で撮れば

お客様のずっと先の未来にもいい写真として残るかを日々考えながら

沢山の最高の授乳フォトを撮れる様に頑張ります。