2024年秋の『七五三プラン』事前予約について。

こんにちは。CuiCui Photo Works 沼山かおりです。

なんともまあ、ブログを1年もサボっておった様でして本当にごめんなさい。

私といえば「ブログ」みたいなところがあったのに。

正直に懺悔しますと、ブログに関してはやはり大学の勉強にもっていかれてるところがあります。

レポートの為の読み書きをとにかく沢山するので、ブログが書けん!!!

自営業者が「忙しい」と言ってしまうと仕事がこなくなるから言ってはいけないなんてことがありますし、

私としても、大学に行かせてもらっている身で、

「本音」と「建前」を上手く分けて出さないとお客様に気を使わせてしまうと思うのですが、

独立当初から「あけすけ」スタイルでやらせてもろてましたし、

もう、今後もずっと正直にやらせて頂きたいと思います。

そこで一つ、お客様に切実にお願いしたいのは、

「沼山さん、大学で忙しそうだからご依頼するの遠慮しておきましょうか」

と思わないでください(切)という事です(実)。

大学は完全に趣味ですし、

「なんか大学で勉強しはじめた変なママ友」的な、

コンテンツ的に受け取って下さると嬉しいです。

何にしても仕事優先でやってまいりますのでどうぞよろしくお願いします。

現に今、春の七五三の忙しさを引きずったままギリギリ状態になってはおりますが納期は守っております。

(6月撮影の方の納品が終われば、納期を巻き返せる予定です。6月の方、お待たせしており申し訳ありません!)

 

さて、今日のブログは2本立てでやっていこうと思います。

まずは、大変お待たせしておりました、秋の七五三プランの事前予約についてのお知らせです。

次に、もうブログも久々すぎますし、冒頭のアイスブレイクで、

「え?大学?こいつ何者?」

というお客様もいるかもしれないので改めて自己紹介と近況を書かせて頂こうと思います。

最近、ご新規のお客様に、

「沼山さんは、お子さんがいらっしゃるのでしたっけ?」

の様に言われることがありまして、

かつての『ブログの沼山』だった頃にはあり得ないことです。

私がどれだけ書くことを怠ってきたか、反省いたしました。

また、古参のお客様には、

「沼山は一体何に向かっているのだ?」

という事を思わせてしまっているだろうなとも思っておりました。

お前さんの事はどうでもいい、七五三の情報だけくれ、

という方は後半はすっ飛ばして頂きまして、

もし興味がある方は、後半もお付き合い下さい。

 


秋(10〜12月)の『七五三プラン』について


◉ご予約日時について

今年の秋(10〜12月)の『七五三プラン』のリピーター様先行予約7/15(祝)お昼の12:00から受付開始いたします。

まずは、リピーター様に限らせて頂きます。

例年通りですと、12:00の受付開始と同時にババっとご予約を頂くので、

その最初の波のご予約数によっては、

つまり多かった場合は24時間以内にご新規様の受付も開始するかもしれません。

遅くとも24時間後、翌日7/16(火)お昼12:00以降ご新規様にもご予約を開放いたします。

「今からご新規様も受付します!」というお知らせは、instagramのストーリーズにてしますね。

CuiCuiのinstagramのトップページのストーリーズの固定「最新のお知らせ」にも保存しておきます。

 

◉注意点について

ご予約数はざっとではありますが、週のうち2本までは七五三の先行予約枠としたいと思っております。

他は、通常のプランのための枠として確保したいので、2本埋まった時点でカレンダーを閉じてゆきます。

カレンダーを予約前にチェック頂き、空き日程をご確認下さい。

対象月は10~12月となります。9月は通常通りの8/1,7:00am予約受付開始となります。ただ、去年の感じだと9月の中旬まですんごく暑かったので、もし9月の七五三を検討する様でしたら後半も後半がいいかと思います。9月は『アニバーサリープラン』にてお撮りします。

最後に、ご予約の際に希望日はなるべく第三希望までお入れ下さい。希望日、一本勝負ですと、先の方と被った場合に、調整ややり取りをしてる間に他の日程がどんどん埋まってしまうと思われます。

休日はやはりすぐ埋まりますので、平日をご検討頂けるとありがたいです。色んな意味でも平日は断然オススメです。

 

◉プラン内容について

『七五三プラン』ですが、こちらは10~12月の七五三限定のプランになります。

それ以外の時期の七五三は『アニバーサリープラン』にて承っており、

秋よりお安いですし、リスケなどもしやすい、神社も空いているなどなど、

最近は1~6月も七五三のご依頼が沢山あり人気です。

 

CuiCuiの七五三撮影は、お支度撮影からさせてもらっており、

これは11年前にCuiCuiをスタートさせた当初から変わりません。

支度撮影の魅力は、過去ブログにてアツく語っておりますので、もしご興味があればご覧ください。

このブログの右下にカテゴリーがありますが、

『七五三プラン』をクリックして頂けると探しやすいです。

コースを去年から2つに分けました。

『スタンダードコース』と『ライトコース』です。

違いは、神社での撮影内容になります。

まずスタンダードコースですが、こちらはこれまでと同じくキチッとした家族写真やソロやきょうだい写真などの他に色々なポーズや背景にて1時間程みっちりお撮りします。

次にライトコースですが、キチッとした家族写真やキチッとしてない家族写真、ソロやきょうだいやおじいちゃんおばあちゃんとのショットなど、いわゆる「型もの」のみを20~30分程度でお撮りします。

このプランが生まれた背景は、前回ブログにて詳しく語っておりますが、

(このブログの、特に「沼山が思う七五三撮影成功のポイント」を読んで頂けると嬉しいです。)

なるべく簡潔に言ってみます。

七五三の本来の、行事としての目的は、

「ここまで無事に成長しました。ありがとうございます。」

という様な感謝だと思っています。

しかし、この仕事をしていて何ですが、

七五三が「写真のための行事」化していることに、

うん?とか、ふふん?とかスン!とか思ったりもするわけです。

あと、「私(フォトグラファー)が、七五三という行事を仕切りすぎてない!??」とも思うわけです。

「テンションの高い、子供大好きおばさん(私)に境内を連れ回される」行事になっていないかと。

それを望むお客様にはいいのですが、望まないお客様もいるかもと思うわけです。

神社では必要最低限の写真だけ撮って、

あとはゆっくり家族だけで参拝の時間を楽しんでもらう、

そんなコースを作りたいと思いました。

やはりスタンダードコースの方が圧倒的にご依頼は多いのですが、

一人っ子の7歳さんの七五三なんかはライトコースでも充分かと思います。

ご検討下さい!

◉価格変更について

『七五三プラン』の価格変更についてお知らせいたします。

価格や規定を少し変更させて頂いております。

今一度、HPのプランのご確認をお願いいたします。

 

価格については改定後も、

同じ位のキャリアのフォトグラファーさんに比べたら安い方かもしれません。

七五三の撮影というのは高い、と一般的に思われると思いますが、

高い理由はやはりありまして、

個人的には高い方の方が信頼できるかなとも思ったりします。

その価格に見合ったものを提供しますということでもあるので。

そして、私の価格について言えば、

私が価格を決める時は、その時の社会の経済状況や、自分のスキルや環境なども勿論ありますが、

1年を通して、お客様に支えてもらった総体として考えるというのが大きくあります。

七五三の価格だけガンとあげなくて済むのは、

1月〜6月に七五三をご依頼くださるお客様とか、

閑散期でも日常撮影のご依頼をくださるお客様がいらっしゃるからです。

改めて、本当にありがとうございます。

何なら、隠れプランの『退院の日プラン』を続けられるのも上記のお客様がいらっしゃるから。

私からの出産祝い価格って言ってますが、

正しく言えば、私にご依頼くださるお客様全員からの、

出産したママへのお祝いという事なのです。

全体的に物価が上がりすぎて本当に苦しい世の中になってしまっておりますが、

今、必要な分だけ上げさせて頂きました。

ご理解頂けたら嬉しいです。

◉最後に、よくある質問について

Q:雨の場合や体調不良などの場合に、リスケできますか?

こちらは、可能な限り対応いたします。

月のご予約上限数を設けていますので、平日でしたら振替可能日が割とあります。休日は予約が埋まっている為、振替対応できない場合がほとんどです。

Q:キャンセル料はありますか?

キャンセル規定は日曜日・祝日のみございます。平日・土曜日の急な発熱などの延期対応に料金は発生致しません。

Q:着付師さんは紹介していただけますか?

提携ではなく純粋な紹介になりますが、ご希望があれば予約時にお知らせ下さい。

Q:何をどう決めたらいいかパニック!!

まずは、希望日をいくつか上げてフォトグラファー(私)の日程を確保→予約メールの返信で、流れや決めて頂きたい事をお送りするので、それに沿ってタイムスケジュールを決める→着付師さんの日程を確保→着物レンタル確保→どこに参拝するか決める→ご祈祷の予約や、フォトグラファーの撮影が可能か確認、このあたりで一旦落ち着けるかと思います。

 


最近の沼山について


さて、すっ飛ばしていいターンにきました。

ここからは、ご新規のお客様には「何者?」という、

古巣のお客様には「沼山はどこに向かっているのか」というお話をしたいと思います。

私は、もうすぐ42歳になります、昭和57年生まれのセーラームーン世代、

現在、小学校4年生と年長さん5歳の2人の男の子のお母さんです。

夫も同業のフォトグラファーです。

この仕事は、結婚出産前からしておりまして、

学校写真、ウエディング、企業案件など様々な撮影をさせてもらっておりました。

2つのファミリー系の写真スタジオでの経験から、

「私は子供を撮るのが大好き」となり、

2013年に独立してCuiCuiをたち上げた年に妊娠が発覚、急いで結婚、

以後数年は、フリーランスフォトグラファーと子育てと結婚生活のはざまで戦う様に生きて参りました。

私の写真のベースには、独立前に働いていた表参道のスタジオでの素晴らしい先輩方の写真があって、

結婚式の写真で鍛えられたのもあり、

式の流れを撮る様なドキュメンタリースタイルが身に染みついていました。

なので独立してファミリー写真を撮る様になってからも、

お宮参りの撮影もご自宅の日常風景から、

七五三の撮影もご自宅のお支度風景からと、

ドキュメンタリーっぽく「日常」のシーンから撮ってきました。

でもそれは、独立と同時にはじまった自分の子育ての感情や嗜好とリンクするところが大きく、

当時は、「出張撮影」というものすら認知度が低くて

私よりちょっと年上の先輩フォトグラファーさん達が一生懸命広めてるところで、

とにかく「映え」重視のロケーション撮影で勝負していく段階だったと思いますが、

それでも個人的には、

「あたしゃ普通の写真が好きだよ・・・」(ちびまる子ちゃんのトーンで読んで下さい)

と思っていました。

それは、我が子の写真に対しての感情で、

例えば、背景がキラッキラしていたり、お花畑のロケーションに我が子を置いて写真を撮りたいという感情がお母さんの私には全くないという事でした。

別に「写ルンです」でいいし、

何でもない、散らかった部屋で洗濯かごに入っている息子(赤ちゃん)とか、

そういう写真にこそ「感情」があるじゃんと思っていました。

そういう個人的な感覚を、あの時代に仕事において出していくのは

まあ、徐々に、やっていく必要があったのですが、

丁寧にブログに綴って伝えていく事をしました。

今では、七五三のお支度写真も日常写真も広まってきたかと思いますが、

私個人的には、私のお客様が、そういうスタイルを受けいれてくれた歴史でもあります。

次男を妊娠している時だったかな、とある私のお客様のご依頼がきっかけで、

次男を出産して復帰のタイミングで、『育休とか日常とか、プラン』を作りました。

これまでもハレの日の撮影に、日常を無理くりくっけて撮影させてもらっていたのが、

『日常』だけのプランができたのです。

(これは本当に偶然なのだけど、そのとあるお客様と次男は名前が一緒でなんと誕生日も一緒。)

そんなこんなで10周年を迎えた去年、

40歳を迎えたこともあり、

「この10年、仕事と子育て、これのみに本当に邁進してきたよな。

ここいらで、私個人がやりたい事に挑戦させてもらってもいいかも。」

と思い、兼ねてからやりたかった事、

・またドラムを叩きまくる

・オーガニックコスメが好きすぎるからコスメ業界で働く

・大学で勉強する

の、全然趣の違う選択肢の中から、金銭的・状況的に可能そうな・大学で勉強する、

にチャレンジさせてもらいました。

長男が小学校生活にも慣れ、次男が3歳を超えたというのが私に少し余裕をもたらし、

仕事に関しても、また10年フレッシュに続けていくためにもいい挑戦だと思いました。

 

私は「歴史」が好きなのですが、

人生において全く実用的でない様に思われる学問に没頭する人生の後半という

半笑いと真剣さを共存させる様な選択にワクワクし、

まあ勿論、大学に「通う」のは物理的に無理なので、

通信制の大学で史学科を探し、一番難関と思われる慶應義塾大学に志願しました。

なぜ慶應にしたかといえば、難関なほど刺激的だからです(笑)

今更「慶應出身です」とか言っても、就職活動するわけでもないし、

なんか賢そうって思ってもらえるかな位で、

大事なのは、「ダメなレポートを出したら何回でも不合格になる、試験が難しい」という本物さです。

「働きながらレポート書いてえらいね、合格!合格!」なんて大学に通っても意味がありません。

 

そんなこんなで、今年の4月でワーママ大学生生活も1年となりました。

私は昔から、自分でキッチリ計画を立て、その通りにこなすのが得意なので、

想定より単位も取得できて今のところ順調です。(とは言え、卒業には6~8年みています。)

今後の人生を学問して生きていきたい、というのがざっくりとした希望ですが、

もう少し具体的にいうと、以前にチョロっとつぶやきもしましたが、

今は、最終的には教職を取得して高校の社会科の先生になりたいと思っています。

・写真スタジオ兼本屋さんを地方でやりたい

・大学教授になりたい

この2つも夢としてあるのですが、

現実的にも、

・私立の社会科の先生になって、週のうち何本かは先生、また何本かはフォトグラファーとして仕事を続ける

これが、今の現実的な私の目標です。

できれば48歳位には教育実習に到達したいです。

「何、夢の様なこと言ってんだよ」と、実際に私立の先生である方などは特に突っ込みたいと思うのですが、

いいのです、やってみます。

あといつか歴史関連の本を出したいな。歴史上の人物を、男児育児の母目線で書いた本とか?

(そういう意味での推しは、平将門。)

 

まあ、50代を夫婦共にフリーランスフォトグラファーでやってけると思ってる方が、現実的でないと思うので。(我が家の場合に限る)

今、撮影してる赤ちゃんやお子さん達と、今度は高校で再会!!ってな感じでときめくじゃないですか。

学ぶことがたんとありますが、

まず何より今の仕事を大切にして、

私なりにずっと写真の仕事を続けていける道でもあるので、

横目で見ながら、うっすら応援して頂けると嬉しいです!

今後は大学で学んだ事×子育て、みたいなブログも書いていきたいと思っています。

現在の私は、小学生男子育児の「ムーディー勝山」状態にかなり精神をやられておりますが

(言ったこと全部、右から左に受け流され続けるやつとか)、

『法学』の勉強で学んだ「アーキテクチャ」という考え方がちょっと私を救った話とか。

撮影ブログも勿論、書ける余裕を持てるようにしたいです。

最後に、七五三のご予約の件、お待たせして申し訳ありませんでした!

今年、七五三でお会いできるのを楽しみにしています。

ご予約、お問い合わせ、お待ちしております*

2023年秋の『七五三プラン』事前予約について。

こんにちは。CuiCui Photo Works 沼山かおりです。

前回のブログから、instagramでは公表させて頂きましたが、

無事に大学(通信)に合格しまして4月から勉強を開始しております。

次男の保育園のママたちにカミングアウトしたところ、

「ひえぇ〜〜ゃやあ〜〜〜〜〜!!」という、

歓声の様な悲鳴の様な反応を頂きました。

それはつまり、「今の私たちの状況でどこにそんな時間があるの?!」というアンビリバボー感だと思うのですが、

「大学」というと高尚なものに聞こえますが、

私にとっては中年の趣味のようなものなので、

本当にやりたいことはまあできるものです。

また、私は生粋の精神的マゾなので、

人生に「負荷」がある方が生きやすいのですよね。

正直に、大人の学び直しはとても楽しいです。

撮影と勉強は、使う脳みそやパワーが異なるので、

撮影が勉強の息抜きに、

勉強が撮影の息抜きになったりするものです。

いつポキっと心折れるやもしれませんが、

続けさせてもらえる様頑張りたいと思います。

さて、早速本題に入りますね。


秋(10〜12月)の『七五三プラン』ご予約日時について


今年の秋(10〜12月)の『七五三プラン』のリピーター様先行予約を、

7/16(日)お昼の12:00から受付開始いたします。

まずは、リピーター様に限らせて頂きます。

(過去の他主催撮影会参加のみのお客様は対象外となります。)

ご新規のお客様は、リピーター様のご予約数により確保できそうであれば確保しますね。

例年通りだと、12:00の予約開始と同時にバッと問い合わせを頂き、

そこから30分〜1時間程度で全日程が埋まる様な感じです。

「絶対沼山で七五三を!」と思ってくださる方は本当にお手数なのですが、

12:00と共に送信ボタンをポチッとお願いします。

また、10月〜12月の七五三以外の撮影の枠も確保する為、

各月8件ほどの受付枠とさせて頂きます。

コンタクトページの「ご予約状況カレンダー」をから空きをご確認下さい。

「終日満」「定休日」と記載のある箇所以外は基本空いております。

日常プランなど秋にご検討の方は通常通りの1ヶ月前の予約となります。

 


2つの『七五三プラン』について


今年から『七五三プラン』がスタンダードとライトの2つになりました。

スタンダードはこれまでと同じものですが、

ライトが生まれた理由は前回のブログの「10~12月限定『七五三プラン』の2つのコースについて」に記載があるのでよければ読んでみて下さい。

ここで簡単にご説明すると、

どちらも1時間程度のお支度撮影から入るのは同じですが、

神社での撮影が違います。

スタンダードはこれまでと同じく、キチッとした家族写真やソロやきょうだい写真などの他に色々なポーズや遊ぶ様なショットも沢山、1時間程みっちりお撮りします。

ライトは、キチッとした家族写真やキチッとしてない家族写真、ソロやきょうだいやおじいちゃんおばあちゃんとのショットなど、いわゆる「型もの」のみをお撮りします。

なのでスタンダードよりちょっとお安いのですが、

ポイントは最大拘束時間がスタンダードと同じ2.5時間という事です。

私が思うに、七五三撮影の神社パートの難関は「型もの」なのです。

キチッとしていることも必要ですし、

キチッとしていない「型もの」っちゅーのもいいものですが、

キチッとしていない良い「型もの」は、キチッとしている「型もの」への努力の副産物であり、とにかく「型もの」が難関です。

でも日常撮影とは違うので、やはり私は基本必要だと思っています。

結果、撮れないことがあったとしても、残そうとする努力は必要だと思うのです。

 

ということで、ライトも時間には余裕をもって組んでいます。

神社に着いてすぐのタイミングがどうしてもご機嫌ナナメだったりした場合、

気持ちの立て直しに時間を使ったり、先にご祈祷に入ってしまったりしてもかまいません。

神社に着いて、すぐに良い「型もの」が撮れた場合はそこで終わりになりますし、

お子様がそういう状態でない場合はちょっと遊んだりしながら気持ちを上げるお手伝いをします。

 

私は、「型もの」以外の遊んで撮影するパートは

お子様の負担はあまり大きくないと感じています。

なので、どちらにしようかなと迷う場合の判断基準は、

「七五三で、公園で撮るような様々なポーズの写真が欲しいかどうか」

でいいと思います。

私はお客さんの立場だったら、実は、

様々なポーズするのは恥ずかしいし、

次男が微妙な表情で着物着て突っ立っている写真と

無難な表情の家族写真があれば、

それが写真としてはクオリティ高くまとまっていれば(光の状態が大抵悪い神社でそれを撮るのは実はすごく難しいが)、

それだけで十分です。

かねてから神社でガッツリ撮る場合に、

私がほぼずっと仕切らざるを得ない事が気になっていました。

「写真の為の七五三になってないかな」と。

まあ、それはもう「写真の為でしょ!」でも勿論良いのすが、

「写真はほどほどでいいな。もっとゆっくり七五三の日を家族だけでお祝いしたいな」という方もいるのではないかなと。

 

でも一方、他の参拝者が少ない神社でのびのびと遊びながら撮れた時のお子様の表情はどれも本当にいいです。

これはもう親御さんがどうしたいかで決めて頂いていいと思います。

どちらにしても、私は親御さんが望むものとお子様本人の「七五三楽しかった」の為に頑張ります!


沼山が思う七五三撮影成功のポイント


と、書いたものの、何をもって「成功」とするかは議論の余地ありなのですが、

①やっぱり、車での移動は15分以下

これは、お支度が終わって神社へ車で移動する場合なのですが、

15分以上、30分近く移動する場合にお子様の機嫌や具合が悪くなること多しです。

お着物はお腹をキュッと締めますし、苦しかったり気持ち悪くなったり疲れたりしやすいです。

車での移動中に、支度で盛り上がったテンションが落ちてしまうと勿体無いです。

「遠くの映える神社より近くの氏神様」が合言葉です。

②沼山が個人的におすすめしたい時期や場所の判断基準はとにかく「他の参拝者が少ない」ということ

これは写真に寄った考え方ではありますが、

もし七五三において写真を重視するのであれば、

できれば平日、混みすぎない神社やお寺がいいであります、やはり。

③スーパー人見知りさんは接触人数を減らすのもあり

お子様がスーパー人見知りさんで、それでもなるべく楽しそうな写真が欲しいなという場合、

着付師さんを呼んだり美容院に行くのではなくて親御さんが支度をしたり、

あまり頻繁に会っていないおじいちゃんおばちゃんの場合は、

神社に来てもらう時間を30分ずらしたりするというのは方法としてはありだと思います。

でも結局、七五三に何を望むかということなので、

これも写真の為だけを考えた時のものだと言えます。

おすすめするというよりかは、選択肢の一つです。

④最後に、一周まわって・・・

最後に、最近の沼山が七五三撮影に思っていることを書かせて頂きます。

私のお客様は、もう本当に皆様、お子様を尊重する方ばかりで、

七五三撮影においても、「ちゃんとしなさい!」と怒ったりする方は皆無です。

「理想のカタチ」に我が子をはめようとすると、

はまらない我が子にイラッとします。

写真も同じで、

あるものにはめようとすると苦しさが生まれます。

そこで、お子様は勿論、私(フォトグラファー)にもかかってくる、

必要かどうか分からないその苦しさをなくす為に

「ありのままを最高に写真にのこす」という事を長年伝えて実行しようとしてきたかなと思うのですが、

最近は一周回って、

親御さんが「私はこうしたいと思っている!こうしたかった!」

というのをもっと私に伝えてもいいのではないか、

という事を考えています。

やはり七五三というのは特別なイベントだと思うのです。

お金もすごくかかるし。

我が子が当日どういう感じになるかなんて分からないことは百も承知だけど、

こうだったらいいなという思いはあります。

こういう写真は残したいな、とか。

 

そして当日、我が子が着物を着なかったり、

神社でずっとぐずぐずしていたり、

自宅に忘れ物をしたまま神社にきてしまったりとか、

そういう事が起こったとします。

 

で、そういう時に親御さんは私や周りに遠慮したり、

我が子を尊重するが故に、自分の「残念」を閉じ込めてるのではないかなと私は思うのですよね。

で、もしそうだった場合です。

ここからが重要なのですが、

私も親御さんもお互いに遠慮する事なく、親御さんの「私はこうしたい!」に共に向かう事が重要なのではないかなと。

大切なのは、私と親御さんでとりあえず一生懸命やってみることだと。

(私がシャシャらない方がいい場面もある。)

そうしてやってみてもダメだった場合は、

もう何というか清々しいと思うのです。

笑えてくると思うのです。

 

私はいつも、「今日もいい写真が撮れた!」って思うのですが、

でも実は、「今日の状況って親御さんはもっとこうしたいなって思ってなかったかな。」と不安に思う日はあります。

親御さんが「状況」に残念だと思った場合は、

クオリティ的には問題ない写真を提供できたとしても

それはどうなのだろうと。

それはもう「撮影」以前の問題だなと。

つまり、やっぱり、撮影は子供と私というより、親御さんと私のハートの合致が成功の秘訣なのです。

私の撮影スキルはブレないし、子供の機嫌もブレないから(笑)

 

神社でずっとぐずぐずしていた場合だったら、

私は、親御さんが、

「このグズグズ加減をありのまま撮ってくれたら最高可愛い♡」と思っているのか、

「本当は、もっと楽しそうにしてほしい。笑った写真が欲しい。」

と思っているのかが分かりません。

そういう時に私は、

「お子様、最高にグズグズしていらっしゃいますが、

お母様的にはこのままで?もしくは、頑張って笑かしますか?」

と聞いたりしてこなかったわけです。

勿論、ご機嫌な方向にもっていくことを考えていますが、

そこで会話するというか、意思を確認することをした方がいいのかもと。

それこそ後にモヤモヤを残さないというか、

結果がどうであれ、後悔のない七五三と写真になるのではないかなと。

私はもっと親御さんと話そうと。

同時に親御さんも私に遠慮なく、何かあれば仰って下さい。

パパとテンションが違うなんてこともよくあります。

そんな時も私の耳元でママの個人的なご希望をお伝え下さい。

 

さて、今日も長くなってしまいましたし、

何か書き忘れてそうですが、

最後に、お問い合わせの際に備考欄に記入してくださると助かることを書いておきます。

①お参り場所が決まっていましたらご記入下さい。

②また、ご自宅からお参り場所までの移動手段と時間をご記入下さい。

③出張の着付けヘアメイクさんの紹介をご希望の方はご記入下さい。

以上です!

今年も沢山の七五三に同行できることを楽しみにしています。

本当、七五三は親御さんの負担が多い大変なイベントですが、

当日はレッツエンジョイトゥギャザー(おばさんの言い方)でまいりましょう。

ご予約、お待ちしております!