子供の『今』を残すもの、アクセサリーという手段。

こんにちは。 CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

うちは夫がウエディングフォトグラファーなので休日は殆ど仕事でいません。

なので、私が日祝仕事の日は息子を撮影現場まで連れて行き、

シッターさんにも来てもらって現場周辺の児童館や公園で遊んでてもらい、

撮影が終了したら一緒に帰るという働き方をしています。

もちろん毎回ではありませんが、日祝依頼のお客様は割と高い確率で息子に遭遇すると思います。

 

昔は私が見えると泣いてしまったりしていたので離れた場所でシッティングをお願いしていましたが、

3歳になる頃には神社などの現場ですれ違ってもすっかり大丈夫になりました。

お客様にご迷惑かけてしまう事も殆ど無くなったかなと最近は事情をオープンにしており、

お客様に近くの遊べる公園を紹介してもらったり、

カメラマン仲間の撮影の時などは、ご自宅の一室を貸してもらってそこでシッターさんと遊んでてもらったりと、

この様な働き方をさせて貰えて本当に感謝しています。

 

仕事を選べば子供を犠牲に、

子供を選べば仕事を犠牲にしている感が否めず、

「何で女ばかりこんな苦しまなければいけないのか。」と

私は前世からそんな事を強く憤って生きてきた様な気がします。

幸い今世はKIDSLINEさんやmormorさん(こちらのサイトの写真撮影させて頂いてます!)など素晴らしいシッターサービスと巡り会う事が出来て

諦める事を最小限に生活できる事はとてもありがたいです。

 

さて、この様に、しとしとぴっちゃんの『子連れ狼』(分からないお若い方はgoogle検索「子連れ狼 画像」で検索下さい。)の様に働いている私と息子ですが、

先月2月11日の建国記念日の日、八王子で仕事がありまして、

撮影中はシッターさんと息子には公園と図書館で過ごしてもらう様にお願いしていました。

撮影が終了し、待ち合わせの図書館に向かうと息子とシッターさんは本を読んで待っていました。

息子に「お待たせ〜!」と抱擁し、一通り様子などを聞いていると、

「あ、そうだ。お母さんにお土産があるんだよね?」とシッターさん。

見ると、オムツごみを入れるためのビニール袋の中に何か小さなものが入っていました。

 

それはちっちゃいけれど、とても綺麗にカタチが残っている貝殻でした。

公園のお砂場で遊んでいる時に見つけて、

「お母ちゃんにお土産に持ってく。」

と言ってくれたと。

ズキューーーーン♡♡♡

 

これまで男性にサプライズでこんなラブリーなものをもらった経験はなく、

私は一気に乙女の様な気分になりました。

「これはお母ちゃんの宝物♡ずっと大事にするね!!!」

と、お花畑な脳内ではアクセサリーに出来ないかなと既に考えておりました。

しかし「貝殻 手作り ピアス」などで検索するも何だかお洒落なものがなく

うーむと唸っていた時にふと思い出しました。

 

私が趣味で写真をしていた頃(すぐにカメラマンになろうと思ったので極短い)からのお友達で、

ウエディングフォトや長女ちゃんのお宮参りなど撮影させてもらったso-koちゃんが

とても可愛いレジンのアクセを作っていたな、と。

『aoio』というブランド名で活動していて、

instagramminneで作品の紹介をしていますので是非見てみて下さい*

 

そして、この貝殻のストーリーと想いをお伝えして製作をお願いしました。

そして今朝、ポストを開けると届いておりました!

こちらです!可愛い〜〜!!

組み合わせを楽しめる様にと4つも!!

そしてこれが息子がくれた貝殻です。

新生児の赤ちゃんの小指の爪程の小さいもの。

こんな綺麗なもの、可愛いものを見つけた時に

「お母ちゃんにあげよう。」

と、そう思ってくれた気持ちが本当に嬉しかった。

そして息子にはこれまでも沢山カタチのない素晴らしいものをもらってきたけど、

そんな優しい気持ちが物質化したものがこの小さな貝殻の様に思えて、

だからこんな素敵なピアスになって残る事、身につけられる事、

本当に嬉しいです。

アクセサリーというのも写真と同じ。

君がいつか私の顔さえもまともに見なくなる様な日が来ても、

今の優しさを全て、この貝殻と一緒にレジンで閉じ込めたので私は大丈夫。

たかほとso-koちゃんありがとう*

 

最後にもう一度『aoio』のリンクを貼っておきますね。

instagram→こちら

minne→こちら

 

例えばお子様が拾ってくれた花びらなどもドライフラフワーにして

レジンに閉じ込めたヘアアクセを作れたりするそうなので是非so-koちゃんに相談してみて下さい!

そしてこのピアスを付けてる私を見かけましたら、

そっとニヤついてやって下さい*

双子の男の子の夜間撮影。【後編】

こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

私の息子3歳9ヶ月は毎日「お母ちゃんだいしゅき。」と何回も言ってくれます。

先日も、お風呂上がりのワセリンを塗ったテカテカの可愛い顔で

「お母ちゃんだいしゅき。」

と言ってくれたので、

「お母ちゃん嬉しいよ。」

と返すと、

「嬉しいって言ってくれると僕も嬉しい!」と。

本当に嬉しそうにニコっとしました。

その時に、

嗚呼、幼い子の子育てというのはこの世の根源的な優しさを学び直す事だなと、

そう思いました。

子供はすぐ泣くし喚くしうるさいのだけど、

こんなに素直で、自分の心の防御の方法も知らないのだから仕方ない。

大人は偉そうだけど、

「あなたが嬉しいと私も嬉しい」と、そのままの気持ちで言える人はどれ位いるかなと。

本当に子供って凄いなと思うのです。

さて、今日は前回記事の後編。

お待ちかねのお風呂上がりショットです!

先に出てきたのは、強制連行されたKさま。

お風呂でご機嫌を取り戻しニコニコのびしょびしょで出てきました♡

お風呂上がりの我が子って、つやつやで特に可愛いですよね。

可愛すぎて可愛すぎて、その気持ちが溢れ出ちゃって、

私は風呂上がりの息子をタオルでキャッチする時に、つい、

「プリンプリンちゃんっ♡」

と言いながらお尻を触ったりしてるのですが、

聞くとなんとこちらのママも、風呂上がり息子達に、

「大事ちゃん♡宝物ちゃん♡」

と言っているそうな!!

(バラしてしまって申し訳ないですが、私のプリンプリンちゃんのキモさに免じてお許し下さい。)

風呂がりの我が子の可愛さに母性が溢れて、『◯◯ちゃん♡』と

ちゃん付け愛称で呼んでしまっているママは意外と多いのかもしれない。

これはもう本能ですね。(違うか。)

Yさまもプリプリのびしょびしょで出てきました〜♡

風呂上がりのキッス。

Yさまは保湿クリームを自分でぬりぬり。

かか可愛すぎる〜!!

大好き!!

さて、寝る前のミルクタイムです。

元はこのシーンを残したくてご依頼を下さったパパさんママさん。

「ミルクで寝付くこの姿もあと少しかも知れないな。」と。

2人も2歳なのでそろそろミルクも卒業かな。

この寝かしつけミルクは担当が決まっていて、

向かって右のKさまはパパの介添えでないと寝ないらしいですよ。

イケメンセルフ飲み。

2人ともこれでネンネかと思いきや、

まだ寝ません。

まだまだ寝ません。

気を取り直して飲むも、

寝る気配なしでゲラゲラ。

ついにリビングに戻る。

2人とも戻る。

本格的に遊び始める。

まあ、私も来てるしネンネは難しいかなあと。

でも寝てる姿で写真を〆れたらいいなあと、大人達で寝室に誘います。

Kさまは戻って来てくれましたが、Yさまは・・・

ニヤリ。

ドアを閉めたら怖くてこっちに来るのではと思って閉めて見るものの・・・

効果なし。って言うか、こっち見てる(笑)!!!

負けました♡

ついに大人が観念してパパも遊び始めました。

私の以前のブログを参考にして、『写ルンですパパ写真』を実行して下さっているとの事。

きっと味のある写真、『味写』が沢山撮れていると思います。

(『味写』についてはこちらをご参考にして下さい。)

Yさまも味写チャレンジ!

その謎の角度と構図、何が写っているのでしょうか。

ママのこの『写ルンです』の持ち方がすごく昭和の匂いがする。

私もママも、中学生位の時に『写ルンです』を持ってディズニーランドに行った世代だもんな。

トゥモローランドの3Dのやつがマイケル・ジャクソンのキャプテンE.O.だった頃・・・。

2歳になりたての頃はまだピースが難しくて、これになっちゃうのですよね〜。可愛い♡

もう寝ねえや!!って事で、この辺で大人3人寝顔は完全に諦めました(笑)。

そして、私はこの時実はイケない事を教えてしまっていました。

「このスイッチを引くと、プラレールが一時停止して、また引くと発車するのだよ。」と。

それに気づいてしまった2人はハマってしまい、一向に寝る気配を無くしてしまいましたすみません。

こうして、今日も夜が更けていくのでした。

 

夜間の撮影という事で、私も初めての事でどの様な感じになるだろうと思っていました。

私は普段から、「なるべく日常に近い状態で」写真を撮りたい、残したい、と思って撮影しておりますが、

それでもやっぱり出張撮影はスペシャルです。

親御さんは「子供の機嫌がどうだろう」など緊張もあると思いますし、

私の方も「集中と気の引き締め」が必要です。

今回の夜間撮影においては、より日常に溶け込む事や長時間一緒にいる事で、

「写真がダラけないか」というのは心配でした。

でも、とにかくも自然に任せてみようと、

私はお泊りに来たオバサンという感じで、いつもよりスイッチを切って撮影してみました。

ノーメイクで訪問して、

2人と一緒にプラレールで遊んで、

ご飯の時はノンアルビールを一緒に飲みながら撮影して、

布団にねっ転がらせてもらったり。

フラッシュをたくのもやめました。

 

納品した写真はどうだったかなと、

私としては親御さんの満足が全てなのですが、

頂いた感想のメールは素晴らしくて、嗚呼良かったと思いました。

 

必要以上におもちゃを散らばすとことろか、

全然集中してご飯を食べないところとか、

お風呂に入りたくないと愚図るところとか、

お風呂上がりがぷりっぷりでホカホカなところとか、

全然寝ないところとか、

今は本当にただただ慌ただしい毎日でしかないこのシーン達が

いつかは懐かしくて愛しくてたまらなくなるのは確かです。

今は、たまにはお父さんもお母さんも怒っちゃう時があるけど、

愛しいと分かっているから写真に残すのだよ。

 

おもちゃ散らかしても、

ご飯ちゃんと食べなくても、

愚図っても、

寝なくても、

君たちがうろちょろしてるこの毎日がとてもとても大切で大好きです。