こんにちは!CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*
暖冬だと言われていた今年も雪が降り本来の寒さが来ました。
私は冬の澄んだ冷たい空気が好きです。
星が綺麗に見える事や脳がシャキっとする感覚など、
春夏より秋冬を愛しております。
本日は葉っぱが赤く色づく紅葉の終わり頃の
お宮参りのお写真を紹介します。
ここで結婚式を挙げた2人、式の撮影もさせて頂きましたが、に赤ちゃんが産まれました。
ママである彼女はもともとはお客様ですが、
同じ年という事もあり今では大切な友人です。
彼女にそっくりの男の子、けーちゃんと初対面。
なんて可愛いの!
撮影しながらも早く抱っこさせて貰いたくてウズウズ。
神主さん、ちょっと野生爆弾のくうちゃんに似てるな、とか思ったのですが、
とっても優しく、ご祈祷中も快く撮影させて下さいました。
先日彼女に写真を手渡しするのに会ってランチをしたのですが、
「2人目考えてる??」と示し合わせた様に話題にのぼりました(笑)。
私達は今年34歳になる年齢なので「35歳すぎると高齢出産」という
いちをボーダーラインにおります。
私は今1歳8ヶ月の息子がいますが、
出産だって結婚だって、自分の意思が及ばない部分から贈られたのもでしたので、
「2人目」
という、これも自分の意志が及ぶのか及ばないのか分からない大きなものに
何かしらは意思を、決定に近い部分まで持っていかなければならない事に
正直戸惑っています。
私はフリーのカメラマン、彼女もフリーの管理栄養士さんです。
私たちは仕事を愛しているし、
仕事により社会と関わり、賃金を得て、お客様に喜んでもらう事が幸せであると、
その割合が強い方だと思います。
男性には養う的な「責任」の負担もあると思うのですが、
女はその身をもって「拘束」されます。
拘束、という言葉は良くないかもしれないし、
「赤ちゃん」という、かけがえのない、かけがえのなさすぎる!
その存在を前に、女はそんな事言ってはいけない空気もあります。
でも、間違いなく拘束されると、
大変な事は勿論ですが、その可愛さや愛情故に
嗜好も感情も拘束され、かつての自分という女が消滅してただただ母というものになってしまう感じ。
社会や周りに置いてかれる感じや
キャリアをストップさせ、またいつかソレを取り戻せるのか、
また傍観というか指をくわえて眺めつつ、
こちらは乳をくわえられ続ける日々に
1人目の経験から、自分の感情をどう処理するか、
それらは2人目だからこそリアルな想像と課題となってきます。
でもですよ。
独身の頃はただ「仕事、仕事」と数や量をこなすことをステータスの様にして、
休日でも空いた頭がまた先の仕事がどうなるのかという不安を生み出したりしてましたが、
子供を産んでから頭は空く事がなく、時間も足りる事がなく、
片付けても片付けても息子はかごの中のものを床にぶちまけ、
お父さんにくすぐられてキャキャッと幸せそうに笑う声が生活に響いて、
小ちゃい両手でわたしのほっぺを挟んでくれて、
私みたいな女は子供を産んだ事で
超絶可愛い不可抗力のおかげで
やっと生活というか生きる事のバランスが取れる様になったのだなと思うのです。
贅沢な悩みでもあり、
また自分ひとりだけの問題でもない事であり、
何より産まれてきた赤ちゃんは
そんな事をざっぱ〜んとひと呑みするパワーがあります。
目の前の自分事を押し通すよりも、
俯瞰的な視点をもって自分を見なければ
大切な時期の大切な事を落としていってしまうかも知れないです。
最近読んだ本で「物事の単位を変えて考えてみる」という言葉がありました。
メートルからキロに変えてみればいいのかも。
もう一人産む産まないだけではなく、
子供の成長に合わせても
そうして上空から自分を見て単位を変えて
大切な事を拾っていける様に
お母さんと働くわたしをやっていきたいです。