【前編】あさみさんファミリー、ひいきの日常写真のススメ。

こんにちは。CuiCui Photo Works 沼山かおりです。

今日は、愛知のフォトグラファーasami photographのあさみさんファミリーの日常写真を紹介します。

あさみさんのファンだという方は多いですが、私もその一人。

前から注目していて、この方は絶対日常写真で人気者になると思っておりました。(何様)

知ったきっかけは友人フォトグラファーhanano photographyの花ちゃんだったかな。

ゆるく繋がってたあさみさんですが、ある日インスタのDMにメッセージが届きました。

「今美容院に来てまして、

パーマの待ち時間にかおりさんの10歳の男の子の日常撮影のブログを読んで、

長男と色々重なり、

読みながら泣きました!!

美容院なのでバレないようにしてますが・・・」

と。

撮影して頂きたいのですが県外でも出張可能ですか?と。

何と、美容師さんに変な人だと思われるリスクまでおかして

涙しながら読んで下さったなんて、

そしてまさかのご依頼、本当に嬉しかったです!

そのDMを頂いたのが4月の事。

それから5ヶ月後の9月末のとある日、

ついにあさみさんにお会いできる日が来ました。

その日のお写真を納品した直後に光の速さで

あさみさんが『我が家の日常写真をお願いしたきっかけ』という

ブログをあげて下さいまして、

是非そちらも読んで頂けたらと思うのですが、

あさみさんの希望は、10歳小学校5年生の長男メインで、

私との写真を撮って欲しいとの事でした。

撮影前のカウンセリング段階で、

どの様な流れで撮っていこうかと相談していたのですが、

パパさんに長女ちゃん、次男君を連れ出してもらい、

長男君と2人きりの時間を40分確保、

その後パパさんたちをお迎えに行き家族でお家時間、

最後に河原でお外撮影、

という感じにしました。

 

撮影スタートはちょっと遅めの14:00。

あさみさんと一緒にお迎えに来てくれた長男君は

まっすぐ私に「こんにちは!」と挨拶をしてくれました。

 

前の、そのきっかけになったブログでも書いたのですが、

10歳の男の子、

恥ずかしがるか、チョケるか、ちょっと反抗的か、

会うまで私には感触が全く分からない。

私は赤ちゃんや小さなお子さんの撮影の場合は、

事前に何か心配するという事が皆無で、

それは、絶対受け入れてもらえるという経験上の自信があるからなのですが、

10歳の場合、受け入れてもらえない可能性も大いにあります。

 

日常撮影の場合は、

ムスッとしてたり、ずっとケータイ見てたり、別の部屋に引っ込んでしまったり、

ちょっと大きな上の子がその様な態度でも、

それはそれでいいと思うのですよね。

(その辺の話は、これまた友人フォトグラファーにちにち寫眞のミニちゃん

が得意なのでミニちゃんのブログも是非読んでみて下さい。)

ただ、親御さんに「こういうシーンを残したい」という想いがあって、

それが本当の日常では出るのに、私という他人が入る事によって出なくなってしまう場合は良くないと思うのですよね。

そういう意味では、私も受け入れてもらう必要があるので

前回も今回も、10歳の男の子の撮影という緊張がありました。

しかし私の心配は杞憂に終わりました。

受け入れてもらえるかどうかは、私の側の何かは後付けで、

お子さん自身のまっ直ぐさとか優しさとか、

そういうものに私の方がいい仕事をさせて貰えるのです。

ちょっと緊張しながらもナチュラルな彼。

いや、でも、多分、撮影に対するママの気持ちを分かっているから、

叶えてあげたいのだと私は思ったよ。

長男ってそうなの。本当、優しいヤツなのよね(涙)

そんなで、撮影を開始してすぐにブワっと愛しさが湧いてきました。

今集めている『クレヨンしんちゃん』のチョコエッグを開封する2人。

持ってるものとカブってしまったのだけど、

こうやって並べておいて、家族のみんなが気付くかな?なんて会話をしていました。

ところで私は普段、

撮影中に幽体離脱をして親御さんの身体に憑依したり通過したりしながら

対象のお子さんに我が子の様な愛情をぶつけて撮影するスタイルなのですが、

今回の撮影においてはちょっとスタンスを変えました。

お子さんたちの最高に可愛い写真は、

間違いなくあさみさんが1番上手に撮れるからです。

でも私は客観というか、完全なる第三者目線の写真を撮るのが苦手なのですよね。

どこかに感情を置かないと上手く撮れないのですよ。

そして感情の置き所は事前に決めれるものではなく、

そのご家族に会ってみないと分からない。

けど、私はあさみさんと長男君と会って、撮影していくうちに

その感情の置き所を見つけたのです。

長男君、勉強が好きとの事で、

何と『自主勉ノート』なるものを作っておりました。

嗚呼、可愛い。

こういうとこ愛しすぎる。

長男君と2人の時間を作る、とは決めていたものの、

何をするかはノープランで、

小学生のいる日常撮影でおすすめの『宿題』をする事に。

音読の時間、

「膝の上で読もうよ。」とママから誘います。

え〜、とか言いながらも嬉しさがダダ漏れの長男君。

私はこの辺にはもう完全にガチョーンと感情がハマっておりまして、

理解したのです。

こちらの長男君はうちの長男と同じだ。

ママの事がめちゃくちゃ大好きである、と。

私も知っています。うちの長男は私の事が大好き。

いつでも、どこでも、怒られても何言われても。

なのに、100%答えられない事の方が多い。

下の子が生まれると特にです。

私が私の息子に「ごめんね。」と思うその感情を

この写真に乗せて、

長男君が大好きなママを、ママと君の2人きりの、

この40分の時間を写真にして永遠に閉じ込めて渡すよ。

君の大好きなママを、私が撮ったる!という、

私の感情はそこに向かっていきました。

ハッキリ言って、この後に

パパと長女ちゃん、次男君をお迎えに行けば

ちょっとファンタジーな言い方になってキモいかも知れませんが、

正に魔法がとけたように

私たちは『みんなのママ』に戻ってしまいます。

だからこの写真のママは、紛れもなく君だけのママとして納めよう。

ひとりっ子さんの撮影をしたりしてると、

特有の素直さというか、まっすぐ甘えるところとか

ご両親の目や頭が行き届いていると感じる事が多くて、

私自身が、上の子に対して申し訳ないと思ってる事の

偏った反映でもあるだろうなとも思うのですが、

とにかくも上の子というのは

優しさと気遣いの塊なので、

下が感情のままに親に甘えるシーンで譲ったり我慢したりしてるのだろうな。

下の子を優先させてしまうシーンがやっぱりどうしても多くなってしまうけど

でも、下の子には内緒だけど、

1番最初の子である君は実は特別なんだよ。ずっと。

いつもありがとう。

100だし切れなくて申し訳ない事多々なんだけど、

君の事は100、200、1000、愛してる。

さて、次は何しようかという事でトランプをする事に!

最初はスピードです。

次はババ抜き!

どうやらババは長男君の方にある様ですぞ。

最終局面。

ババも含め長男君の手元には2枚。

カードの折れ具合などでバレそうだという事で、

右と左、さあ、どっち!!??

はい、可愛い。

ババをママに引かせてガッツポーズ。可愛い。

トランプも終えて、パパ達をお迎えに行く時間が迫ってきました。

その前に、ちょっとぎゅうとかして撮っちゃおうか!という事で

こうして座ってみたのだけど、

長男君のこの照れ照れ具合が愛しすぎる。

私も帰ったら絶対長男をぎゅうするぞと思いながらシャッターを切りましたが、

これを読んでるそこのアナタも上の子を抱きしめたくなったのでは。

抱きしめましょう。

私もまたグリグリと長男を抱きしめたくなってきたので

この後の帰宅を待ち構えることにします。

お写真を納品した後、あさみさんがパパさんにお気に入りのショットを

すぐに送ったらしいのですが(お仕事先だったのかな)、

「何よりあさみがすごく幸せそう!」

とお返事が来たと教えてくれました。

というか、可愛いでしょ、あさみさん。

今回のお写真は、私と長男君で、

「このママ可愛くない?!このママもいいでしょ!?」

って言い合いたい。

「来年6年生

2年後には中学生になる長男

 

いつまでこんなふうに

ママラブでいてくれるかわからない

 

彼女ができたらほったらかしだろうなとか

だからこそ絶対11歳になる前に撮って欲しかったんです」

 

とブログでも書いて下さっていたあさみさん。

人によっては、10歳でもこんなにママにくっついてくれる息子に

びっくりする方もいるかも知れません。

また、今、乳児幼児の男の子育児をしている方は、

「まだ10年近くはだいじょぶだあ〜〜〜〜(泣笑)」と

安心しますよね。

 

ちょっと前にとあるリゾートホテルが

『ママと息子の初めてのお泊まりデート』

という宿泊プランを打ち出して炎上していたし、

Twitterでよく、

息子を『小さな彼氏』と表現することに異和を唱える方がいたりしますが、

私としては、

くっついたりスキンシップを取ったりする事と

依存する事は違い、

『デート』や『小さな彼氏』

という表現自体に何か問題があるとは思いません。

それはママ個人が自分で発信する事に関してであって、

企業が広告などでそのワードを使うのはどうかと思いますが。

 

私はかつては、

長男と私は『ロミオとジュリエット』だと

まあ、半笑いでですが、半分マジで思っていたのですよね。

『デート』や『小さな彼氏』どころではない気持ち悪さ。

かつて付き合った事あるどの男性とも自撮りとかした事なかったけど、

長男とはスタバのテラスで顔を寄せ合って自撮りとかしてました。

「可愛いね。」「大好き。」

と毎日言ってたし、

チュパチュパして育てました。

でも、

下の子が生まれたからか、

単に長男の身体が大きくなって来たからか、

私が先にジュリエット離脱しました。

(もともとちげーしというご指摘、お受けします。)

これは本当自分でもびっくりしましたが、

長男にベタベタされる事に私の方が拒否反応を示すようになってしまった。

これは正しい、というか間違った反応ではないと思ってますが、

最初に拒否されて一人涙チョチョぎらすのは私の方だと思っていたので

意外でした。

ベタベタ育てたのは私なのに、

今は長男が傷付かない様に断るのに苦労している位です。

 

でも、私まともだったって事ですよね(笑)

今は次男を異様な程チュパチュパして育てているのですが、

これも4歳位までのもんだと、

今のうちに一生分吸っておこうと思っています。

 

先日読み終えました、『限界から始まる』という本の中で、

著者の上野千鶴子さんが

親と教師は、あるとき子どもや学生から

「長いあいだお世話になりました、明日からあなたはもう要りません」

と言ってもらうために存在する、と思ってきました。

と書いていました。

私もそう思うというか、そうありたい。

だからこそ、細いことは気にせずに

抱きしめられる時に抱きしめたらいいんだなと思います。

何と、10歳男子、ママを持ち上げました!

私のブログを読んでくださっている乳幼児育児中の皆様、

死ぬ程抱っこしている我が子がいつか自分を抱き上げられる日が来るなど

想像もできないですよね。

さて、お迎えの時間が来てしまいました。

この時間が終わるにあたり、

「ずっとこうしてたい。この時間がずっと続けばいいのに。」

という様な事を言った長男君。

その言葉の中に、

彼自身の色々な気持ち、

あさみさんの気持ち、

うちの長男の気持ち、

私の気持ちが

ぐるぐると混ざりあって、

何とも言えない感情が押し寄せてきました。

でも、シンプルにすごく嬉しかったです。

私ももっとずっと2人時間を撮ってあげたいと思いました。

私たちは、2人なり3人なり子供を持つと、

平等に、というか、

偏りなく与えなくてはと思いますよね。

 

写真撮影に関して言うと、

例えば下の子のお誕生日撮影を、上の子が保育園に行ってる間にやろうか

なんて事はありません。

でも私は以前からずっと、日常撮影においては、

我が子の片方、一人だけを見つめる時間の撮影が大いにアリだと思っていたし、

お勧めしてきました。

日常撮影において、

下の子の育休時間を撮影してから上の子のお迎えに行くパターンが多いのは、

お迎えシーンがお勧めというのもあるけど、

目線が一人に集中する、

ひいき時間が実はすごくいいと思っているからです。

(また、私がそういう目線の写真が得意というのもあります。)

 

今回この撮影をさせてもらって、

長男、長女との2人きりの撮影というのももっと勧めていきたいとすごく思いました。

たまのきょうだいの不平等、えこひいきは、

私たち親がうまくやればですが、

された方の糧になり得るのではないかと思うのです。

(もう片方にはバレない様に、もしくは理解できないうちに決行。)

また日々、

右から左から、「お母さん!お母さん!」と話しかけられ、

忙しなく、上の子下の子に目を走らせてる私たちにとっても

一人に目も耳もじっくり傾けられる時間は癒しになります。

 

私にも弟がおりますが、

平等に愛されていると感じる事は当たり前の事で、

たまにひいきされた時の、

自尊心の満たされる感じとか、

母と秘密を共有する感じとか(母子家庭育ちなので母のみ)、

そういう事の方が嬉しかったなと思います。

 

日常撮影だからできる事だと思う。

思いきって、贅沢な、

我が子のうちの一人とだけ撮影、皆様も体験してみませんか?

ご依頼お待ちしております。

さて、まだまだ続くあさみさんファミリーのお写真。

ちょっと長くなってしまったので続きは【後編で】!!

次回、あさみさんのお写真が好きな方にファンが多いはずの

次男君やお姉ちゃんも登場します。

乞うご期待!

パパと新生児2人きりの『退院の日プラン』

こんにちは。CuiCui Photo Works 沼山かおりです。

今日は、前回のブログと同様、『退院の日プラン』のお写真を紹介します。

早速のトトログッズにグッとくる。

このご家族には3歳になりたてのお姉ちゃんがおりますが、

うちにも同学年の次男(2歳8ヶ月)がおります。

うちの次男ちゅんもトトロにハマっておりまして、

私は次男ちゅんにハマっておりますので、

「次男と同学年の子、全員次男(我が子)」というモードで、

まだ会っていないのに、

「トトロ好きだよね〜。可愛いね〜。最高だね〜。大好き。」となってしまいました。

さて、本日の主役。新生児さんを探せ。

いやはや、部屋に対しての小ささよ。

たまらん。とうと。尊すぎる。

あーーーーーー。お手手あげて寝ておる(涙)

はあーーーーー、美しい!!!可愛い(涙)

もうですね、最近は新生児さんを見るとちょっとテンションがおかしくなってしますのですよね。

人生で子供を産む場合、

新生児前(ぜん)と、

新生児中と、

新生児後という3段階があると思うのですよね。

新生児前は産む前ですね。

人生において、新生児という単語も概念も物体も入ってこない時期です。

新生児中は主に第一子を産んだばかりや、第二子第三子を産む可能性のある時期です。

新生児後は、おそらく最後の子であろう子供を産んで2~3年経過した頃以降ですが、

この『新生児後』の時期に入りますと、

新生児さんの尊さレベルがガツーンと上がります。

『後』に入ってみると、『中』にいた時に感じていた

新生児さんの尊さなどひよっこレベルであったと分かります。

もう私は産むことはない、

新生児をエクスペリエンスすることはない、

そうなった時に、運よく人様の新生児さんに相対すると

もう咽び泣きたくなる衝動を抑えられないのです。

新生児さんの写真をインスタにアップすると、

他の月齢のお子さんを載せた時よりイイね数が圧倒的に多くなりますが、

特に、『児後』の皆様が新生児さんの写真を渇望しているのではないかと思うのです。

私も勿論、『児後』の人。

次男はまだ2歳と言えど、

自分を騙し騙しやってきたけど、

もう完全に赤ちゃんではなくなってしまいました。

『児後』の私たちが新生児さんを拝んだ際に思うのは、

「ありがとう。」

これに尽きます。

「生まれてきてくれてありがとう。」

「産んでくださってありがとう。」

「なんかもう全てにありがとう。」

赤ちゃんと言えば、

Mの形のあんよと

Wの形のお手手。

これぞ新生児さんという形の写真。ほんと可愛い(泣)

こちらがパパさんとママさんです。

お姉ちゃんはまだ保育園におります。

ふと見ると、ママがとってもいい顔で外を見ていたのですよね。

私はこの景色がとてもいいと思って広角で写真を撮ったのですが、

いかがでしょうか。

『日常写真は情報量が多いほどいい』

というのはプロ向けの『日常撮影講座』でもW講師のミニちゃんとずっと言ってきた事なのですが、

私はこのごちゃごちゃがすごく美しいと思うのです。

この場合は「片付いてない」という意味ではなく「モノが多い」という意味のごちゃごちゃですが、

日常撮影においては「片付いてない」のも全然良いのですよね。

私は、白壁の前でニコっと笑ってる我が子の写真より、

ごちゃごちゃの部屋の中でグワーンと泣いてる写真を見る方が、

当時の感覚や感情が蘇ってくるのですよね。

『生まれてウーモ』のお人形、

『キューレンジャー』のお面、など

今はもうないモノが写っている事で過去にグッと引き戻されます。

白壁の前でニコっと笑ってる我が子の写真が悪いとかではありません。

それぞれの作用が違うだけですかね。

なので、日常撮影においてモノの多いお宅に伺った時はよっしゃとなります。

子供の作品が壁にばーーーっと飾ってあったり、

ぽぽちゃんやらメルちゃんが悲惨な状態でほっぽってあったりすると本当萌える。

(ぽぽちゃんメルちゃん、大体パンツ履いてない状態で放置されてる笑

お客様の家でそんなぽぽメルを見ると必ず撮影してる私。まあまあ写真溜まってきた。)

家が片付いてないという事を気にされるお客様同様、

狭いのです、というお客様もいらっしゃいますが、

それらは全く気にする事はないです。

さて、ママがとってもいいお顔で見ていたものは何でしょうか。

お見せできなくてモザイク処理していて申し訳ないのですが、

お姉ちゃんのパンツです(笑)

「娘のパンツが風に揺れてるのが可愛いな。」

って、上の写真はママが言ってるとこなのです。

この言葉とこの景色に、私の脳が先にシャッターを切ったのです。

この写真には、このママの言葉をセットにずっと覚えておいて欲しくて、

納品時にママにメールした程。

子育てのいいところってこういうとこ。

おねえさんパンツが自宅のベランダに干されて風にそよいでいるということ。

さて、そろそろ沐浴のお時間なので起こしちゃいましょう。

まだ眠いよね〜。ごめんね〜。

ごめんね〜。眠いね〜。可愛いね〜。

実は普段これで沐浴してないというママ。

ちょっと心配になった沐浴担当のパパが口を出しにきます。

『退院の日プラン』はコロナ以降は産院に入れなくなってしまい、

ご自宅でゆっくり1時間撮れるので沐浴撮影は外せません。

さ、パパとママの連携プレーです。

ここ、新生児さんを水を切るように振ってはいけません(笑)

スチャ!と綺麗にキマりました!

風呂上がりの赤ちゃんは可愛い。

これしばらく可愛いですよね。

お風呂あがりの次男をお迎えに行ってタオルでキャッチするの今でも大好きです。

と、ここでママはお姉ちゃんの保育園のお迎えに向かいまして、

パパと次女ちゃんの2人時間の撮影です。

これは、お問い合わせ時からのママの要望でした。

『育休とか日常とか、プラン』など特にですが、

ママとお子さんと私という撮影は多いですが、

パパとというのは珍しいパターンです。

写真撮影において、私は『関係性』(まぁ、距離感とも言えるかな。物理的にでなく。)というのは写ってしまうと思っているのですが、

子供と撮影者(私)においては、どんな子でも大丈夫。

実は重要なのは、親御さんと撮影者(私)の関係性。

とは言え、殆どの方は初めましてです。

人間だもの、相性というのはあるとは思いますが、

いっときの撮影用のでも良いけれど、瞬時に、

その場の関係性を作れるかどうかは、その方の経験値やスキルだと思う。

私のお客様は皆様そのスキルが高いのです。

私を家族の中に馴染ませてくれて、ノらせて撮影させてくれる。

そんな時、私は良いパフォーマンスを発揮し、

結果、写真がとてもいいものになります。

今回のパパさんとは、

保育園の父母会を共に1年こなしてきた仲と言えばかなりいい感じに表現できてると思う、

そんな雰囲気で撮影が進みました。

多分、パパさんの社交性も高いし、

それが撮影中だけの仮のものでもオープンハートしてくれているからだと感じました。

撮影中、大人間に、壁とは言わないまでも、

オブラートがかかっているのを感じたり、

撮影に対する強めの緊張を感じたりすると、

私がそこをなるべく崩すべきだと思っていますが、

即席でも、関係性や雰囲気作りに関しては、

お客様である親御さんに私は大いに甘えたいです。

撮るのは私だし、

もうこれだけ仕事としてやっていれば

自分がどんな精神状態で、どんな体調だろうと

一定のクオリティの写真を撮影する事はできるのですが、

でもやはり、家族写真は、

そのご家族と一緒に造り上げるものなのだとすごく思う。

さてこちらのパパさん。

厳密にはお仕事中です。

ママがもう数週間で仕事復帰するという事で、

リモートワーク中心のパパが今後リアルにこうなるであろう状態です。

「お?やっぱ飲むか?」

って事でミルクタイムにします。

この、赤ちゃん小脇に抱えて片手でミルク作る写真、すごい好き。

うちは、私が小学校に上がったばかりの頃に親が離婚しているのですが、

家には私が幼少期の頃の、実の父親が写っている写真も普通にあります。

しかし、どれも真顔なのですよね。

なので、私の中に、子供に向かって破顔している父の顔の記憶はありません。

親が離婚してなくたって、父の破顔なんて記憶にないという方もいるでしょうが、

こんなパパの顔を、私は将来のこの子に見せてあげたいな〜と心底思って撮りました。

子供達が写真を見た時に、何かを感じて欲しいなどとは思いませんが、

何も感じないほどナチュラルに

家にこの写真があるというだけで

めちゃくちゃいいじゃん、と思う。

パパさん、ドラえもんのTシャツ着てたのか。可愛い。

ミルクも飲み終わりゲップタイム。

ゲップの時のこっち側の写真も好き。

小ささが際立つ。

いっぱい飲んで落ち着いたご様子ですのでお布団に置いてみました。

無事、スヤア。

(この3連チャン写真めちゃくちゃ可愛い。インスタに載せた時もイイね沢山頂きました!)

嗚呼、たまらん。

ずっとこの隣でお顔見てたい。

パパ、お仕事再開。

と、そんなこんなしてたらお姉ちゃんが帰ってきました!!

え、ここロサンゼルス?!

可愛いよ〜(涙)

うちの次男と同学年のお姉ちゃんですが、

少し月齢が違うだけで、「トイレに行って電気を消して帰ってくる」ができるのね〜!!偉いね〜!!

そしていつもの、帰ってきたよのあいさつ。

かわ。かわかわ。可愛い!!!

尊いーーーーーーーー!!!!!!

そして自らママと一緒のワンピに着替えたいって♡

くるりんと回ってくれてます。

『退院の日プラン』の際に、上の子がいる場合は可能そうなら、

「赤ちゃん抱っこできる??」と上の子に聞いてみて

このショットを撮影します。

抱っこというよりただ置かれてる感がもう本当に可愛いのです。

そして、この体制でも余裕でネンネの第二子よ。

3歳さんって撮影していて、コニュニケーションができてとっても面白いです。

結果どちらも可愛い写真が撮れるのだけど、

2歳はコール&スルー。

それが3歳になるとレスポンスが返ってくるのですよ!

このお顔もパパママの呼びかけでいいお顔してくれてます♡

今、『退院の日プラン』で新生児さんの撮影に伺うと、

上の子がいる場合、今回の様に次男と同級生という事が本当に多いです。

初めに書いた通り、「次男と同学年の子、全員次男(我が子)」

という気分の今の私なので、

即、上の子にハマってしまいます。

もう愛しくて仕方ない。

私が次男を大好きに思う気持ちが幽体離脱して、

パパとママの身体を通過して、その子に向かう感じ。

私はいつもそういう撮影の仕方をします。

だから私もここは幽体でもって一緒にチューしてる様なもんなんだけど、

そういう気持ちで写真を撮ってるのだけど、

キモいだろうなと思ってあまり言わない様にしてました(笑)

勿論人様の子にチューできないから、

その分帰宅して次男に吸い付いてます。

おもろい顔とかこんなポーズとかできるのすごい。可愛いよお。

お迎えに行っていたママとの写真が少なかったので一緒に。

最後はみんなで一緒に!

改めて、ご出産おめでとうございます*

最高に可愛い撮影をありがとう!!

 

そして、こちらのお客様は、以前私の日常撮影講座を受講してくださった

photo moment』のmisaさんが紹介して下さったそうです。

撮影後にDMでもお話ししましたが、ありがとうございました!!

ミニちゃんともみさんと共同主催しておりました

プロ向け『日常撮影オンライン講座』も今月で一旦終了。

全18回と、60人近い方に受講して頂きました。

本当にありがとうございます。

この辺りの話もブログに書きたいな〜と思っているところです。

 

最後にもう一つ。

前回のブログで書いたのですが、この『退院の日プラン』、

「マネしてもいいでしょうか!?」という同業者さんがいたりいなかったりするというお話をしましたが、

京都滋賀で活躍するフォトグラファー、

Cotonowa』のyuniちゃんが「生まれてはじめて」プランとして始動させたそうです!

こちらのブログで私の事も語ってくれています。

ありがと〜う!!

 

私のこのプランは貢献活動の様なものなので、

プラン的に、フォトグラファーとお客様の家が近いというのは大きなメリット。

私は日常撮影で関西まで行く事もありますが、

このプランの場合は「近くて」「良い」フォトグラファーさんにお願いするのが1番なのです。

関西方面の妊産婦さん、yuniちゃんなら間違いないのでぜひ依頼してみて下さい。

 

現在、また別の方向でこの様なプランを検討中です。

なんて言うか、おこがましくはありますが、

家族写真の世界で、自分は割ともう「中堅」のあたりにいるなと感じることが最近増えてきました。

(私の先輩にあたる方は「レジェンド」とかそういう域と呼ばれ方に到達しています。)

写真に関してはまだまだなのですが、

まあ年数と年齢でね。

現在39歳ですが、30代は子育てしながらこの仕事も思いっきりやったのですよね。

本当好きな様にやりました。

そうして40手前になり、

何というか気分的に「私が」「私が!!!」みたいなのはもうなんかね、

それより、子供の虐待死とか、地球の温暖化とか

そういう事をどうにかしたいとか思うようになってきたのですよね。

これは中年あるあるらしいのですが。

 

これからはこちょこちょと、

中堅やら中年やら何やらですが、

それらしき事をやりつついつかの引退に向かおうかなとか思っております。

また準備が整いましたらリリース致します。

どうぞよろしくお願い致します!