こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*
先週末、1歳の男の子の撮影をしました。
生後4ヶ月の時にも撮らせて貰っているので久しぶりです。
新しいお家の階段を上がりリビングに目をやると、彼がいました。
パっと目があって私が声をかけると、
テトテトっと、歩きたてのヨチヨチ足取りで私の方に向かってきたので膝を下ろすと、
ぎゅっと私に抱きついてきてくれたのです。
私は撮影の際、愛情と母性全開で行くので大抵お子さんはすぐに「こいつは大丈夫」判定をしてくれるのですが、
こんなに初っ端に受け入れられる事はなかなかありません。
パパとママもびっくりしていました。
ふわふわの彼にふいに抱きしめてもらって、私から何か暖かい柔らかいものがブワ〜〜〜っと溢れ出ました。
そして泣きそうになりました。
今月で自分は妊娠6ヶ月に入りまして、つわりは大分良くなったものの、
何だか今回の妊娠、身体的にも精神的にも辛い事の方が多くって、
ブログも上げれない、インスタも更新できない、
家事もまともに出来ない、息子を思いっきり遊ばせてやれない、
気持ちが沈みがちでお腹の子にも申し訳ない、
などなど、自分で自分を責めがちで、些細な事で爆発してお母さんに泣きながら電話するとかしてました。
だから彼にぎゅってしてもらった時に、
お腹の赤ちゃんに「お母ちゃん、大丈夫だよ。それでいいよ。」と言われてる様な、
それ位、唐突に、出鼻に抱きしめられたので、
彼が代弁してくれてる様な気がしたのでした。
息子を見ていても思いますが、
子供って大人の事本当によく分かってくれているし、
限りのない優しさを持っていますよね。
とにもかくにも、私はこどもに、この仕事に本当に助けられているなと感じました。
さて、今日のお写真。
新緑の頃の、大分前のお写真なのですが、お宮参りとお食い初めの日の記録です。
すでに生後3ヶ月程なのでお首もしっかり、お目目もちゃんとこちらを向いています。
丸々としていて本当可愛いのですけど♡
お宮参りと言えば生後1ヶ月位にするものですが、
最近は3ヶ月頃にお食い初めと一緒にされる方が多いです。
あやすと笑顔も出る時期なので、この頃のお宮参り、個人的にはオススメです!
これからご祈祷に行ってきます!
お宮参りの撮影は誕生の喜びに溢れていて本当に幸せな気持ちになります*
さて、そろそろ皆んなでお食い初めのレストランへ移動します。
(後に判明しますが、この時おじいちゃん、違う人の靴を履いており後で返しに行くことに!)
『木曽路』さんへお伺いしましたが、撮影も快くさせて頂きました。ありがとうございます。
ちゃんとネンネのお布団も用意して下さっていました。ごきげん!
お食い初めとセットでないお宮参り撮影の場合は、最初にご自宅にお伺いして
この掛着のショットも撮影していますが、
ご飯が運ばれる前のお時間でササっと撮れました!
腕が出ちゃってるのが可愛いでしょ。
とにかくごきげんなのです、可愛い。
そして立派なお膳が運ばれてきましたので、お食い初めスタートです!
調べると、食べさせるのは『同性の年長者』がいいとの事で、おじいちゃんにお口に運んでもらいます。
お食い初め撮影、大体において真顔か微妙なお顔のどちらか(笑)
何これいらん、プイッ!
一生食べるものに困りません様に、と願いを込めておりますが、
本人からしたら何のこっちゃだよね。
この表情も可愛い。
そうそう、やはりこれですよ。
お待ちかねのミルクタイム。
は〜〜かわい!!
そしてこの日はもう一箇所での撮影をする事になっていたので少し移動です。
抱っこ紐からのこの風景、私にはもう懐かしいな。
少ししかめた眉とか、富士山みたいにとんがった上唇とか、ふっくらしたほっぺとか、
ちょっと顔を下に傾けては、ちゅーっと吸っていたな〜。
そして電車に揺られて到着したのはママのご実家。起きました!
ママがママになるずっと前から一緒に生きてきたワンちゃん。
もう長くは生きられないかも知れないから一緒に写真を残して欲しいとの事で伺いました。
2人は仲良し!
ちょっと起きてもらってお外でも撮りました!
私にも16,7年一緒に生きてきた猫がいました。
小学生だった自分が大学生になり、それだけの長い時間を一緒に過ごすペットは
ペットと言うより家族です。
起こしちゃってごめんね。でもお写真撮らせてくれてありがとう。
お部屋に戻り、ちょっと脱ぎ脱ぎをお願いする事に♡
むーーーーー!!!可愛い〜!
生後3ヶ月の裸んぼの何とかわいい事か!!
彼に顔を埋められない鬱憤は、お腹の子が生まれてきたら存分に堪能してやる。
は〜〜〜、何だこのバランス、可愛すぎか。
嗚呼、本当にたまりません。
彼とはまた来月に会える予定なので、とっても楽しみです。
そして、ママさんから連絡がありましたが、ご実家のワンちゃんはあの撮影の後に
虹の橋を渡って行ったそうです。
逝く命と生まれる命。
そうして繋がって、引き継がれていくのですよね。
うちの猫が亡くなった時、身体の一部が引きちぎられる様に悲しかったけど、
でも何よりも「ありがとう」という気持ちでした。
一緒に過ごしてくれてありがとうだし、
全部の命に、生まれてきてくれて、うちにきてくれてありがとう。