51歳のお誕生日撮影とかぞくのカタチ*

こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*

先日ジブリの「崖の上のポニョ」を初めて観ました。

息子はやはりトトロが好きでポニョはイマイチの様でしたが

私は「自分ジブリランキング」の上位に食い込んでくる程に意外とグッと来ました。

(いちを発表させてもらうと私の不動の1位は「魔女の宅急便」です。)

主人公のそうすけ君のお母さんのりさを観た時に、

「こ、これだ!私の理想の母親像はりさやー!」と思ったのです。

山口智子さんの声も良かったな。

ナウシカのクシャナやもののけ姫のエボシが好きなのですが同じ目をしています。

私は芯の通った強く戦う女性が好きだし憧れます。

 

さて、今日はいつもと違って51歳の男の子、じゃない、男性のお誕生日撮影のお写真の紹介です*

Hlywd Agent

次の日の撮影がリスケになった日に「急ですが明日撮影してもらえませんか?」というご依頼がありました。

「うちの会社の社長の誕生日なのですが、サプライズで写真を撮ってもらいたくて。」

という、上のお写真の向かって右の女性から連絡がありました。

普段はお子様の撮影ばかりの私ですが、大人の方の誕生日撮影はどんな感じになるかとワクワクしながら撮影に向かいました。

現場に着くと、開け放たれたお洒落なガレージでパソコンに向かう5人の男女が。

Hlywd Agent

こちらがこの日お誕生日を迎えたboss。

ハリウッドエージェントというクリエイター人材紹介の会社なのですが、

レンタルスタジオの経営もなさっていて、

THE NEST」という南麻布のスタジオにて、普段はなかなか揃って仕事をすることのない社員さん同士がbossの誕生日の為に集結しました。

ハリウッドエージェント

私は撮影に向かう前に色々考えたり準備したりを余りしません。

スッカラの頭と身体で向かって当日の流れに任せます。

それは対、人、であるからで、

お客様の人柄に私は乗っかってしまってシャッターを切るだけだけだからで、

私の写真の腕がどうのとかではなく、まず人が魅力的だからという事を言いたいです。

ハリウッドエージェントハリウッドエージェント

社員の皆さんとは私も同年代という事もありワイワイと撮影。

bossはこの日51歳のお誕生日を迎えましたが若いですよね。

渋くてかっこよくて、歳を重ねるという事は生き方が表れるのだとすごく思いました。

ハリウッドエージェント

私は高校1年生の頃から様々なアルバイトや仕事をしてきましたが、

「あの仲間とした仕事は最高だったな」と思える場所は2つ位です。

その様な仲間を得ることは簡単な事ではなくって

それは仕事をする場所で友達とは違うから、

だからこそそんな仲間と仕事ができる事は大きな財産だと思います。

そして「誕生日に何かしてあげたい」と思う上司、なかなかいませんよね(笑)

ここからはそんな愛されbossのソロショットをご覧ください!

ハリウッドエージェントハリウッドエージェントハリウッドエージェントハリウッドエージェントハリウッドエージェント

そしてスタッフみんなのソロ写真も撮りました。

撮影自体が大人の遊びって感じで楽しかった!

ハリウッドエージェントハリウッドエージェントハリウッドエージェントハリウッドエージェント

なんかドラマのキャストみたい。

みんな素敵です。

ハリウッドエージェントハリウッドエージェント

どうして私にご依頼下さったのだろうと思っていると

連絡を下さった女性が

「沼山さんの家族写真を見てピンと来て。私たちも家族みたいなものだから。」と。

そうか、家族だ、と

普段一人で仕事をしている私は素直に「いいな、とってもいいな」と思ったのです。

私たちは生まれた親もとからいずれ離れ

自分たちで自分の家族を作るのですよね。

色んなカタチの家族を人間は作れるから素晴らしいし最高だなと思います。

ハリウッドエージェント

撮影後に「本当に楽しかった!」と仰ってくださったのですが、

私も負けじと楽しかったです。

本当にありがとうございました。私にとっても大切な思い出の撮影となりました。

これからもお仕事頑張って下さい*

カメラマン仲間の皆様、1時間からのレンタルもできるので是非是非ご利用下さい〜。

THE NEST

2歳ブームとよく写真に写る子写りにくい子の話*

こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*

私はこのブログに関して、「まあ大して読まれてないだろう」という気分で本当好き勝手書いているのですが、

意外な場所から「お前のブログ読んでるぞ」というお声がかかり、

嬉しいのと同時に、

もうちょっと読まれてることを意識して書かなければいけないなと思いました。

でも何と言いますか、写真を見てもらえれば良いのですが、

私の中に巻き起こる感情を吐露したくて

しかしここは自分だけが見る手帳でもないので

ストレートすぎる感情をオブラートに包もうとして

包めてなかったり、包んでやけに変な表現になったりとたまに(よく)失敗もします。

2歳 写真

今日は私の息子の写真です。

息子は今日現在2歳と1ヶ月。体重は約10キロの小さめ男子です。

 

昨日の日曜日。

私は午前中仕事で、これまた2歳の男の子の撮影をしてきました。

後日編集が済んだらそのお写真達もブログで紹介したいのですが、

やはり我が子と同月齢のお客様のお子さんは特にすぐ馴染みやすく、

また私の中で息子の影響による「2歳児ブーム」が来ているので

可愛くて可愛くて、人様の子ですが、可愛くて可愛くて

ちょっとどうしよう、子供好きすぎる病気かもしれない、とか思うほどです。

2歳 写真

2歳の何が可愛いかと言えば、「人間っぽくなった人間としての最少」だからだと思います。

よく分からない表現しかできませんが。

要は、1歳近くなると「バイバイ」をし出したりして、

1歳半頃になると自分でカーテンの裏に隠れていないいないばあをし出したり、

「ワンワン」だとか1語は結構喋り出しますが、まだまだ赤ちゃんぽい。

しかし2歳頃になると「これじぶんでやゆのーーー!」(これ自分でやるの)だとか結構立派に喋るし、

こうしてお父さんの靴を履いてお掃除のお手伝いなんかをしたがったり、

かなり人間ぽい(勿論赤ちゃんも人間ですが)感じになってきます。

会話も充分成立します。

だけども、フォルムはまだまだ3頭身くらいでオムツから出た腕の、足の短さとか、

舌ったらずの片言のおしゃべりとか

「いっちょ前の人間ぽいことしたがるのにちっこい」というギャップというか、

とにかく乳児と幼児の間にいるのが2歳であり、

そこが最高に可愛いのだと分析します。

2歳 写真

2歳は写真撮影で言えば一番難しい時期ではあります。

自我の芽生えが強くなるので、こちらのお願いポージングに対して気分が乗らなければ断固拒否です。

「イヤイヤ期」と呼ばれる時期でもありますし。

しかしそのどちらもこっち(大人の)都合に合わせようとするが故の嫌であり、

「イヤイヤ期」だからと言っても、本人によくよく確認すれば

嫌じゃない事、今はコレがしたいのです!という事があります。

撮影に関して言えば、その「今したい事」をしてもらう、2歳さんはそれが1番なので、

親御さんは「こうして撮りたい」という希望を2歳児さんはなるべく捨ててもうしたい様にさせるというのがいいと思います(笑)

でもそうして、したい様にしてもらうと最高に面白いショットが撮れたりするのも2歳児ですよね。

おバカな事をしだしたらチャンスなので

「うわ〜〜!パンツお掃除マンキターーー!!」とかこっちも叫びながら乗せまくって撮ります。

2歳 写真2歳 写真

ところで話は変わりますが、

息子の保育園で今年度から写真販売の業者を入れる事になりました。

私も委託カメラマンとして保育園撮影にたまに行ったりするので、

カメラマン側としてはアレですが、父母側として利用するのは初めてです。

 

少し前に日常風景の写真がサイトにアップされていたので見てみました。

そうしたらなんだかうちの息子はやけに写っている。

私もカメラマンとして園に入る際に、

なんだかやけに撮ってしまう子、そうでない子がいます。

容姿が可愛いとか、自分から写りに来る子だとかそういうのではないのです。

で、うちの息子はそっち(カメラマン的になぜか撮ってしまう系)かと。

2歳 写真

私がよく撮ってしまう子ってどういう子かなと考えたのですが、

「剽軽によく友達に絡んでいく子」

「一つの遊びに集中せずに、くるくると色んな遊びに移動する子」

と、こんなところでしょうか。

もちろんよく笑う子というのもありますが、

保育園カメラマンはとにかく量を撮らなくてはいけないので、

なるべく違う画を撮るためにその様な特徴のある子を追いがちになります。

2歳 写真

私の友人は「うちの子は逆に全っぜん写ってない」と言っていて、

その子が目の前の遊びに集中している真剣な姿が目に浮かびました。

 

まあ、うちの息子さんはご飯の時だって気も漫ろでくるくるしているし、

剽軽でお調子者っぽいので、カメラマン的には画稼ぎになるよな〜と思うのです。

2歳 写真

しかし、業者が入る前は先生方が写真を撮ってくださっていて、

私はその写真が大好きでした。

おそらくコンデジで撮っていて、

ピントが合っていなかったり、構図が面白かったりして

そうゆう所が本当に好きで、「愛すべき写真」だなと思ってよく購入していました。

でも今回みた業者の写真がちょっと残念で、

(派遣のカメラマンさんは沢山いるのでカメラマンさん次第ですが)

その時に、写真の良し悪しは撮る方の愛情や関係性が重要であるなと思ったのです。

いつもお世話になっている先生が撮ってくれるからこそ

ピントが合っていない事も「愛すべき」特徴となるのだと。

で、全然関係性もない業者のカメラマンが撮るなら単純にいい写真(色が綺麗・ピントが合っている・構図がいいなど)でないと嫌だなとも思ったのです。

改めて自分がカメラマンとして撮る事や、お客様との関係性を考え勉強になりました。

 

なので、大切な日の写真は

単純に写真が上手い、好みのプロカメラマンか

プロでなくても「自分たちが好きな人」に撮ってもらうのがいいのではないかな

と思うのです。