こんにちは。CuiCuiフォトグラファーの沼山かおりです*
今日は同じフォトグラファーで友人の菊池操ちゃんの娘さんの七五三のお写真を紹介させて頂きます。
彼女とはfish photoという写真スタジオで出会い、
私たちの年齢も子供の月齢も近く、また私が勝手に思っている事ですが、マインドが近い様な気がして、
たまにランチをしたりと仲良くさせてもらっています。
写真も本当に素敵で、私も何かあると彼女を頼りにしています。
娘さんの2歳の誕生日の日にも撮影を依頼してくれて、七五三もなんて!
本当に嬉しいです。本当に。
七五三といえば秋にやらねばならぬ、とお思いの方も多いとは思いますが、
写真的な事を考えると、春にするのはかな〜りおすすめです。
彼女も3歳のお誕生日を前日に迎え、その次の日に七五三をする事にしました。
さてさて、お支度開始です。(お、奥のカレンダーの写真、去年私が撮ったやつだー!)
自宅に着付け師さんを呼ぶのオススメですよ。そして自宅でのお支度風景を撮影する事もオススメです。
こう言っては何ですが、七五三はお支度にドラマあり、だと思うのです。
ママはフォトグラファーだからね〜。
カメラを置いてはいるものの、操ちゃんはほとんどシャッターを切りませんでした。
それは信頼してくれてる様で私も嬉しく、また漢気と潔さがないと出来ない事です。
何かで読んだのですが、ある絵画を肉眼で見た人とカメラのファインダー越しに見た人で記憶のテストをしたところ、
ファインダー越しに見ていた人の方が記憶が曖昧だという結果が出ていました。
子供の大事な日はやはり肉眼で見る事が大切なのだと思います。
撮影をご依頼頂いた親御さんには、写真は任せて頂き、
しっかりとしみじみとゆったりと我が子を眺めて頂きたい、と思っています。
彼女はこの唇が特に可愛い!
彼女に「酸っぱいお顔してみて〜!」「じゃあ次は辛いお顔!!」とリクエストした時の表情。可愛い!
うちの息子も顔変化が得意で、2~3歳のコレはたまらなく可愛い。
お支度中の撮影はあまり話しかけませんが、たまに絡みます。
操ちゃんも一緒に辛い顔!彼女は本当に子供に寄り添ったお母さんであるし、フォトグラファーだなって思います。(着物姿も素敵だよ!)
髪飾りもつけてご満悦!ふくふくのほっぺとお手手の可愛い事!
これ、本当可愛い。
嬉しい気持ちとか、気恥ずかしさとか、やんちゃさとか、
3歳の可愛さの全部がはじけてる。
この頭でタンクトップというのもいいし、BCGの痕さえ可愛い。
そして次は憧れのお化粧!
自分でも塗りたくり、お着付けのおばちゃまもこの表情!!
これも本当可愛い〜♡
すんごい横目で鏡チェックしてる〜。
たまらん可愛さです。
このお口も可愛い〜!!
着付けのおばちゃまも私と同じ気持ちなのでしょう。この表情。
これも可愛い。
もう本当全部可愛い!
さて、ヘアメイクが出来上がったので仕上げのお着付けです。
自分で足袋も履けます!
と思ったら断念。履かせてもらいました!
そして、この頃になるとお着付けのおばちゃまが大好きになっている自分に気がつきます。
初めから、彼女だけではなく、2人の掛け合い、という感じで撮りたいなと思い、
(それは着付け師さんが被写体としてもとても良いと感じたから)
結果、お支度風景は着付け師のおばちゃまも沢山登場してますね。
そんなこんなで完成です!!
可愛いな〜〜!女の子の3歳七五三は本当に可愛いです。
巾着袋には、大好きなシルバニアファミリーのうさぎの親子を入れていく事にしました。
こんな小さなエピソードの一つ一つが愛おしいですよね。
さて、みんなでタクシーで移動して、現地では操ちゃんのお父様や妹さん達とも合流しました。
そう、この移動中にカメラマンが撮ってる時ですが、
皆様はぜひ横一列で、「必殺仕事人」の様に歩いて頂けるととても画になります。
この時は特に指示を出していませんが、皆様絶妙なバランスで歩いてくれて流石です。
「あげまん」がとっても気になります。
あ、自分で歩いて偉い!!
こんな風に初めはスニーカーで現場まで行く事もオススメですよ。
境内に入り、一通りお参りをして、キチッとした集合写真の撮影も終えた頃・・・
でたー!!座り込みです!!!
もうお写真は撮らない、公園に行くのと言っております!
私の息子も彼女と同じ月齢なので、よくよくピギャーーーーと叫んでおりますが、
それさえも可愛い、というか面白いなと思うのです。
「なんでそんなに短気なのか。情緒不安定か!!(笑)。素直に生きてていいなあ〜。」
と、こう思う。
教育論とかそういうのではなくて、
とにかく撮影の際は絶対怒らない方がいいのは確かです。
この写真の操ちゃんの手の様に、
受け入れてあげて、別の楽しい提案をしてあげて下さい。
きっと、特に3歳の七五三を迎える親御さんは、
「うちの子のイヤイヤが発動しないか心配。」という方は多いと思います。
カメラマンさんを困らせないかとも、こちらを気遣ってくれます。
でもイヤイヤウェルカムです。
子供の気持ちを切り替える能力は天才的ですし、その力を信じてます。
あ、隣に偶然、公園があるじゃないか!こっちはやめて遊びに行こう!
という事で姫をお連れしました〜。
たんぽぽを見つけてごきげんになってくれました!やっぱり天才!
自然な家族のショットもこのまま公園で撮影する事に。
彼女の誕生日は八重桜の頃で、去年もこんなお写真が撮れたのですよね。
大きくなったね!
3歳の七五三はやっぱり「はじける可愛いさ」を切り取って残してあげたいとすごく思います。
くるくる変わる表情や、ちょっとお転婆したりとか、
次の7歳では消えてしまうかもしれない、3歳の時ならではの姿。
慣れないお着物で撮影頑張ってくれてありがとう!
そしてここには記しきれない当日の色々、操ちゃん、ご家族の皆様、本当にありがとうございました!!
そしてアルバムも仕上げ一緒に納品させてもらいましたよ!(表紙のお名前の部分は消してます。)
いつもは大抵、レイアウトができた時点でお客様に一度確認して頂いて
変更の希望など聞いていますが、
操ちゃんは「本で届いた時の楽しみを取っておきたいから全てお任せする。」
と言ってくれました。
これこそ漢気、潔さ、そしてツウってもんです。
私もいつも、自分で作っておきながら、確認の為にお客様のアルバムを開く時、
すごくすごく感動します。
紙のアルバムは、データのスライドショーとは違って、
私たちの感情に付き合ってくれます。
つまり、自分の指でめくるその時間に、その時のことをじんわりと思い出してもらえるものなのです。
データでみる写真はそれにあまり付き合ってくれません。
例えデータの1枚の写真を1時間眺めていても、紙で見た時の感情の尾の引き方には敵いません。
まあ、個人的な感覚ですが。
納品後、操ちゃんが酔った勢いに乗って(?)、
facebookに届いた時の気持ちを綴ってくれていて、それがとてもとても嬉しかったです。
その文章があまりに素晴らしいので、ここにそのまま転記したい位!
でも別に私を褒めまくってるとかいうのじゃなくて、
「家族写真を撮ってもらう事」
「データじゃなくてモノにする事」
この2つの大切さを伝えてくれていました。
本当にそうです。自分で作るのでもいいです。お子さんの写真はアルバムにして下さい。
そして操ちゃんは家族写真を撮るフォトグラファーさんですが、
写真家さんでもあります。
6/26(月)〜7/2(日)まで、東高円寺のギャラリーカフェ「イココチ」さんでグループ展を開催するそうです。
彼女のアルツハイマー病のおばあちゃんと今回のお写真の娘さんをテーマにした「忘れていいよ。」の写真には心がうたれます。
ご興味のある方はぜひ行ってみて下さい!私も勿論行きますよ〜。
私はフォトグラファーだけど写真家ではないと自分では思っていまして、
写真展とか考えた事ないのですが、
でも自分が撮った皆様の家族写真を、ひと組み残らず全員を展示して、
その部屋の中心に立つ事が出来たら、かこまれたら、最高の幸せだな〜、とかは思います。(すんごいお金かかるから無理だけどねー。)