こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*
私はこのブログに関して、「まあ大して読まれてないだろう」という気分で本当好き勝手書いているのですが、
意外な場所から「お前のブログ読んでるぞ」というお声がかかり、
嬉しいのと同時に、
もうちょっと読まれてることを意識して書かなければいけないなと思いました。
でも何と言いますか、写真を見てもらえれば良いのですが、
私の中に巻き起こる感情を吐露したくて
しかしここは自分だけが見る手帳でもないので
ストレートすぎる感情をオブラートに包もうとして
包めてなかったり、包んでやけに変な表現になったりとたまに(よく)失敗もします。
今日は私の息子の写真です。
息子は今日現在2歳と1ヶ月。体重は約10キロの小さめ男子です。
昨日の日曜日。
私は午前中仕事で、これまた2歳の男の子の撮影をしてきました。
後日編集が済んだらそのお写真達もブログで紹介したいのですが、
やはり我が子と同月齢のお客様のお子さんは特にすぐ馴染みやすく、
また私の中で息子の影響による「2歳児ブーム」が来ているので
可愛くて可愛くて、人様の子ですが、可愛くて可愛くて
ちょっとどうしよう、子供好きすぎる病気かもしれない、とか思うほどです。
2歳の何が可愛いかと言えば、「人間っぽくなった人間としての最少」だからだと思います。
よく分からない表現しかできませんが。
要は、1歳近くなると「バイバイ」をし出したりして、
1歳半頃になると自分でカーテンの裏に隠れていないいないばあをし出したり、
「ワンワン」だとか1語は結構喋り出しますが、まだまだ赤ちゃんぽい。
しかし2歳頃になると「これじぶんでやゆのーーー!」(これ自分でやるの)だとか結構立派に喋るし、
こうしてお父さんの靴を履いてお掃除のお手伝いなんかをしたがったり、
かなり人間ぽい(勿論赤ちゃんも人間ですが)感じになってきます。
会話も充分成立します。
だけども、フォルムはまだまだ3頭身くらいでオムツから出た腕の、足の短さとか、
舌ったらずの片言のおしゃべりとか
「いっちょ前の人間ぽいことしたがるのにちっこい」というギャップというか、
とにかく乳児と幼児の間にいるのが2歳であり、
そこが最高に可愛いのだと分析します。
2歳は写真撮影で言えば一番難しい時期ではあります。
自我の芽生えが強くなるので、こちらのお願いポージングに対して気分が乗らなければ断固拒否です。
「イヤイヤ期」と呼ばれる時期でもありますし。
しかしそのどちらもこっち(大人の)都合に合わせようとするが故の嫌であり、
「イヤイヤ期」だからと言っても、本人によくよく確認すれば
嫌じゃない事、今はコレがしたいのです!という事があります。
撮影に関して言えば、その「今したい事」をしてもらう、2歳さんはそれが1番なので、
親御さんは「こうして撮りたい」という希望を2歳児さんはなるべく捨ててもうしたい様にさせるというのがいいと思います(笑)
でもそうして、したい様にしてもらうと最高に面白いショットが撮れたりするのも2歳児ですよね。
おバカな事をしだしたらチャンスなので
「うわ〜〜!パンツお掃除マンキターーー!!」とかこっちも叫びながら乗せまくって撮ります。
ところで話は変わりますが、
息子の保育園で今年度から写真販売の業者を入れる事になりました。
私も委託カメラマンとして保育園撮影にたまに行ったりするので、
カメラマン側としてはアレですが、父母側として利用するのは初めてです。
少し前に日常風景の写真がサイトにアップされていたので見てみました。
そうしたらなんだかうちの息子はやけに写っている。
私もカメラマンとして園に入る際に、
なんだかやけに撮ってしまう子、そうでない子がいます。
容姿が可愛いとか、自分から写りに来る子だとかそういうのではないのです。
で、うちの息子はそっち(カメラマン的になぜか撮ってしまう系)かと。
私がよく撮ってしまう子ってどういう子かなと考えたのですが、
「剽軽によく友達に絡んでいく子」
「一つの遊びに集中せずに、くるくると色んな遊びに移動する子」
と、こんなところでしょうか。
もちろんよく笑う子というのもありますが、
保育園カメラマンはとにかく量を撮らなくてはいけないので、
なるべく違う画を撮るためにその様な特徴のある子を追いがちになります。
私の友人は「うちの子は逆に全っぜん写ってない」と言っていて、
その子が目の前の遊びに集中している真剣な姿が目に浮かびました。
まあ、うちの息子さんはご飯の時だって気も漫ろでくるくるしているし、
剽軽でお調子者っぽいので、カメラマン的には画稼ぎになるよな〜と思うのです。
しかし、業者が入る前は先生方が写真を撮ってくださっていて、
私はその写真が大好きでした。
おそらくコンデジで撮っていて、
ピントが合っていなかったり、構図が面白かったりして
そうゆう所が本当に好きで、「愛すべき写真」だなと思ってよく購入していました。
でも今回みた業者の写真がちょっと残念で、
(派遣のカメラマンさんは沢山いるのでカメラマンさん次第ですが)
その時に、写真の良し悪しは撮る方の愛情や関係性が重要であるなと思ったのです。
いつもお世話になっている先生が撮ってくれるからこそ
ピントが合っていない事も「愛すべき」特徴となるのだと。
で、全然関係性もない業者のカメラマンが撮るなら単純にいい写真(色が綺麗・ピントが合っている・構図がいいなど)でないと嫌だなとも思ったのです。
改めて自分がカメラマンとして撮る事や、お客様との関係性を考え勉強になりました。
なので、大切な日の写真は
単純に写真が上手い、好みのプロカメラマンか
プロでなくても「自分たちが好きな人」に撮ってもらうのがいいのではないかな
と思うのです。