こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*
今日はタイトルにもある通り下にあおむしの写真が出てきますので苦手な方はここら辺でスクロールをストップして下さいね。
今日はただただあおむしにハマった34歳母の記事ですのでよろしくお願いします。
私の息子2歳は保育園に通っているのですが、
保育園の柚子の木にアゲハ蝶の幼虫が沢山いるとの事で息子と帰りがけに見に行って、
「うちで飼おうか?」と聞くと、「うん、あおむしかうの〜〜!」と言うので2匹持って帰って飼う事にしたのが今月8月12日。
名前は「エリック」と「カール」。
そう、子供に大人気「はらぺこあおむし」の著者の名前です。
エリックのが大きくてイケメン。
カールはまだ少し小さくて面長。
小さいカールは柚子の葉っぱを食べなくなってしまったので心配になり保育園の木に返してあげたのでエリックのみになりました。
こちらがエリックです。
目の様な模様がキャラっぽくて可愛いのです。
もうポケモンです、これは。
私は別に虫に強いタイプでもないし、他の種類のあおむしはゾッとしますがアゲハの幼虫は見れば見るほど可愛いです。
あおむしについて色々調べてみたら面白くてですね、
この緑の見た目の幼虫は2齢〜4齢と言われていて、
この形態の前の1齢の際は鳥の糞の様な模様で全然可愛くありません。
私の中で2歳児ブームがきてますが、あおむしさえも2歳(っていうか2齢)は可愛い。
あおむしは蛹になる前に下痢状のうん◯をするのですって。
それから蛹になる場所決めも兼ねてグルグル歩き回って胃の中をからっぽにしてから蛹になるらしいのです。
エリックを観察しているとその教科書通りの行動をし始めました。
8月13日昼過ぎに下痢、その日の21時頃ついに蛹の前段階の前蛹になりました!
こちら。
このシーンを運良く観れたのです。
枝に掴まった状態で、写真でも見てもらえると思うのですが
糸を出して身体を枝に吊るす作業をするのです。
おケツからも何か出して枝に固定します。
そして掴まってた足を離して写真の様な体制に。
何かもうめっちゃ可愛く見える。
あおむしにハマる34歳。
この体勢で少しお休みします。
そして次の日の8月14日12時半についに蛹に!
このシーンも運良く息子と一緒に見れました。
息子「ばんばれ〜!(頑張れ)」と応援。
凄かったです!
釣る下がったまま体をブルブル震わせて皮を脱いでいくと完全な蛹の形になります。
ちょっとしたツノみたいなのがある形なのですが(あまり可愛くないから写真撮らなかった)、
もう前蛹の時とフォルムが違くて、目の前で見てるのに全然前後のカタチが繋がらないのですよ。
え?なんでそうなるん?という感じでした。
蛹になってから10日〜13日で羽化するという情報でしたがその頃家族で旅行に行く予定がありましてどうしようという事に。
結局虫かごの蓋を開けて玄関外に置いておく事にしました。
そして昨日帰ってきたのですが、2泊3日の金沢旅行に行ってきました。
金沢の話も少ししますと、お寿司がすご〜く美味しかったです。
金沢の回転寿司は東京の回転してない寿司屋よりも美味しいと言っていいと思う。
のどぐろは特に美味しかった。
金沢おでんも美味しかったです!
しかし今日はあおむしの話を・・・。
蛹についてもうちょっと書かせてもらうと、
蝶になるまでの蛹の中身はどうなってると思いますか?
興味ないですか。
まあ要は液体なのですが、ドロドロになって最初から器官を一から作り直すらしいですよ。
え、じゃあ最初から蛹として生まれればいいじゃん!と思うところですが、
多分蛹から蝶になるには凄いエネルギーが必要なんじゃないかと思うのです。
あおむし期に沢山食べて大きくなって体力をつけないと羽化できない。
本当に万物というか自然や生命のしくみって凄いなと思うのです。
と同時に、子供が出来た事で小さな世界の面白さを再発見するのもいいなと思うのです。
で、昨日の夜に東京の家に戻りまして
「エリックどうなったかな〜!」なんて虫かごを見てみるとやっぱり羽化しちゃってた!!
エリックは無事に蝶々になったようで、蛹の抜け殻が残っていました。
羽化の瞬間見たかったなあ。
で、また話はちょっと飛ぶ様になりますが、最近ゴジラにハマっている息子。
あおむしの画像をGoogle検索して一緒に見ていたら何故かゴジラの写真が出てきまして、
それをお父さんにグイグイ見せつけられて
「くわい〜〜(怖い〜〜)!!」と大泣きした息子ですが
怖いもの見たさが強いタイプでDVDを借りてきて一緒に観ています。
(観てる最中はちょっと怖いから息子は私にしっかりしがみついており可愛&幸せ時間です。)
で、『ゴジラvs.モスラ』を見たのですが、
もうモスラが可愛くて仕方なくって、
幼虫のモスラが国会議事堂で蛹になって羽化するところとか最高なんです。
なんでしょう、あおむしから蝶々への完全変態はなぜか母性本能を刺激されます。
最後に飛び立っていってしまうのもいいのかもしれないですね。
そう、今日ベランダで洗濯物を干していたら
隣の一軒家の庭のお花にアゲハの様な蝶々が飛んできて
「エリック?!」
とつい声をかけてしまいました。
ハタから見たらただの危ないおばさんですが、何だかあの蝶々がエリックの様な気がして私は満足したのでした。