次男、無事に生まれました。

こんにちは。CuiCui Photo Works沼山かおりです*

instagram等では既にアップしておりましたが、

2019年1月4日に無事、次男を出産いたしました。

今日は2月1日生後28日、

『新生児期』というものが終わってしまいました。

週明けには1ヶ月検診、早いな〜。

こうして「早いな〜」を12回繰り返し、

いつの間にか1歳に、気づいたら小学生とかになってるんだ。

(最後の出産・子育てなので、ずっとこの様な感情にとらわれております。)

今日は、まあ自分用に淡々と、出産レポをまとめてみようかと思います。

お時間ある方はどうぞお付き合い下さい。

 

私の出産予定日は『元旦』の1月1日でした。

なんともメデタイ予定日ですが、

長男が予定日超過で生まれてきた為に、

何となく今回もそんなに早くは生まれないだろうと思っていました。

とは言え、とにかく何度もアピールして参りましたが、

今回の妊娠、吐き気がズーーーーーーーっと付き纏い、限界も限界。

「日本刀で竹藪を切りまくりたい」とか、

「ウォーカー(ウォーキング・デッドのゾンビ)を銃で撃ちまくりたい」とか、

精神的にはアブない域に達しており、

三が日には生まれて欲しいなぁ、なんて思っていたのだけれど、

何も起こらないまま1月3日も息子と床に着きました。

 

その日の23:00、肛門の圧迫感と生理痛の様な軽い痛みが7分程の規則でやって来ました。

布団の中でひっそりと30分様子見。

23:30、やはり規則的に来るので「来たかも。」と隣の部屋の夫に報告。

夜中の出産の場合は長男は立ち合いが出来ないので、お迎え要員の実母にも電話。

もう30分様子を見る。やはり規則的。

0:00、産院へ電話しました。

その時点で陣痛の間隔は7分と変わらず。痛みはまだまだ余裕。

「あなた経産婦だし早そうだからすぐ来て下さい。」との事で、

陣痛タクシーに電話、寝ている長男を起こし、お着替えをさせ、

家族3人で産院へ出発しました。

 

0:30、産院到着。

血圧やら体重など測ってるうちに、同時に出発した実家の実父母も合流。

内診をしてもらうと、

「頭はだいぶ下がって来てるよー。子宮口は3センチ位ね。」と、

ショートカットで母よりは若い、ハタチ位の息子がいそうな感じのいい助産師さん。

この方に取り上げてもらえそうで良かったと思いました。

 

入院着に着替え、すぐにお部屋に移動との事で廊下の息子の元へ。

「お母ちゃん行ってくるね!」とギュー。

特別な雰囲気に押されてか、愚図ったりもぜずにシャキっとしていた息子。

「がんばってね!」と私を見送り、おじいちゃんおばあちゃんと実家へ行きました。

1人でのお泊まりは初めてだから大丈夫かなと心配もあったけれど、

お互い頑張ろうねという気持ちで、私もシャキッと別れました。

初産である長男出産が6時間という短さだった為、

とにかくあなたは早そうだという事で、

陣痛室ではなく、分娩室にほど近い回復室という場所に入りNSTで赤ちゃんの様子を見ます。

程なくして衛生着を着た夫が現れ、何だかスケスケの割烹着みたいで笑う。

元々、夫は分娩は立ち会わないつもりでいたのですが、

助産師さんの「立ち会うでしょ!」の言葉に流され、急遽立ち会う事に。

(バースプラン読んでないのね。)

 

1:00、陣痛の間隔はまだ7分前後、痛みもさほどではなく、

夫とおしゃべりしながら過ごします。

3:00頃になっても陣痛の間隔は変わらず、

「たかほ(長男)の時も23:00位に陣痛始まって5:00に生まれてるけど、

あと2時間で生まれるかしら。」なんて話しながら、

5:00頃になっても間隔は変わらず、しかし痛みは次第に増して来ました。

「寝るなら日が昇る前の今のうちよ。」と助産師さんに言われ、

眠かったので仮眠する事に。

もう腰をさすらないといられない痛さではあったのですが、

「まだ自分で大丈夫だからあなたも寝てて。」と夫に言い、カッコ良さを見せる。

この時なぜか陣痛間隔は10分に伸びており、

10分ウトウトするとイテテと目を覚まし、を繰り返しておりました。

6:00~7:00、朝日が登りはじめると、もう自分だけじゃやりきれない痛さに。

陣痛の波が来ると、「きました。」と夫に申告。

家の裏のテニスコートの茂みに落ちていた物を拝借した小汚いテニスボールをお尻に押し込んでもらいながら、

もう片方の手で腰を強くさすってもらう。

私は、ふーーっと長い息を吐こうとするも、痛さで口がイーーとなるので、

しーーーっと息を吐きながら、般若の様な顔になってしまうのをタオルで覆いながら痛みに耐えました。

36年の人生の中で最高に、そして2回目の経験となる痛さではあるのだけれど、

間隔は10分も空いており、痛みの波は2分も続かないのでそこさえ乗り切ればと、

また一度経験があるので、

「今の痛みがもうMAXですね。見極めたり。」と至極冷静に対処。

7:30、陣痛間隔は6~7分になり内診してもらうと、子宮口は6センチに。

「もうそろそろ分娩室だね!」と、

助産師さんは向かいの分娩室の準備を始めました。

8:00少し前、陣痛の間隔があいてるうちに分娩室へ移動、

夫は廊下で待機し、私は足をおっぴろげたり、レバーを固く握ったりして戦さの準備を。

1回陣痛を逃す。

この、お股をオープンしてる無防備状態でのいきみ逃しというのは人生最大の試練だと思う。

8:00、夫が入室。

バリバリ戦闘態勢の私を見ておかしみがあったのか、ちょっと笑って私の頭に触れ、「頑張れ。」と言ってくれる。

(長男の時は分娩中は立ち会わなかったので、夫は分娩初体験。)

「次の波が来たら、2回深呼吸していきんでみよう。」と助産師さん。

この時点でも陣痛の間隔が6分ほどあるのでのんびり待つ。

 

きました、と報告。

「よーし、じゃあ2回深呼吸して、はい!いきんで!」

うーーーーーん、といきむと、グッと出てくる感覚が。

「じゃあ次で破水させるからね。破水させたらもう余裕なくなって一気にだから。」

と、長いハサミの様なつまみの様な物を右手に握る助産師さん。

長男の時は破水からはじまりましたが、

今回はそう言えばまだ破水してないな、破水してないからこんな間隔が長いのかななど思いながら、

きました。

「はい、じゃあまた2回深呼吸して、いきんで!」

うーーーーーん!!!

つい目をぎゅっと瞑ってしまい、もう1人の助産師さんに「目をあけて!おへそを見て!」と言われる。

目をカッ!!と開いていきむ。

「はい、破膜しまーーす!」

バシャー。

何かが、というか羊水なんだけど、とにかく何か凄いものが解放され押し寄せてくる。

もう止める事は出来ずに、もう一回息を大きく吸って人生最大のパワーを込めていきむ。

1回目。うーーーーーん!!!

「上手だよ!赤ちゃんもう頭見えてるからね!」

2回目。うーーーーーーーーん!!!!

「よし、手を胸に当てて、短く息!」

ハッハッハッハ。

「出てくるよ!下見てみて!」

 

ドゥルン、という感覚と共に生暖かい大きなものが出てきました。

私はシートを手でよけて下を必死で見る。

 

「嗚呼!!!」

という、身体の奥の奥から漏れ出てきた様な感嘆の声が出ました。

うまれた。

すぐに産声をあげてくれて、ああ終わったと心底安心し、夫と手を取る。

臍の緒を切って、軽く拭いて処置された次男を手の上に置いてもらいました。

わあ、大きいな、可愛いな。

「あらー、ママに似て色白ね〜!!」と助産師さん。

ちゃんと処置するために一旦手を離れます。

何だか不思議だなと。

たった今、確かに私が産んだのですが、

どこから来たのだろう?という不思議な感じとふわふわした幸せな感覚。

2019年1月4日8:15a.m、2,965g。

分娩室に入ってからは15分程での出産でした。トータルは9時間20分。

胎盤も出てきました。(胎盤の写真も撮りましたよ。)

出血が止まらなくて院長先生にガッと手を突っ込まれ、子宮を揉まれ無事止まる。

ぐわーーー!

会陰切開もしていたので縫合を院長先生にしてもらう。

「じゃあ麻酔するね。」

いてーーーー!

チクチク。

いてーーーー!

長男の時は全然痛くなかった縫合が痛い。饒舌に喋りながら処置する院長にあそこをガチャガチャに縫われてないか心配になる。

 

処置してもらいタオルに包まれた次男が私の腕へ運ばれてきました。

助産師さんにおっぱいを咥えさせてもらうと上手にチュッチュと吸う次男。

「上手ね。」と、久しぶりの授乳の感じ、幸せだなと思う。

すぐに回復室へ移動し、そこで2時間ほど休みました。

すぐに朝食が運ばれて来ましたが、とにかく身体を横にしたくて殆ど食べれず、

夫が完食しました。

 

大きく見れば勿論長男に似ているけど、でもちょっと違う顔。

不思議だな。可愛いなぁ。

とにかくも、ようこそ。これから宜しくね。

(つづく)