マタニティとニューボーンをあわせたアルバムの勧め*

こんにちは。CuiCuiフォトグラファーの沼山かおりです*

8月も終わりに近付き、秋の繁忙期の土日祝日のご予約が半分程埋まりました。

今年は土曜・日曜それぞれ午前・午後と2枠づつ、計4枠とし、

4枠中2枠が埋まった時点でその週末のご予約は締め切りとさせて頂こうかと思っております。

ですので、今のところ半分程は予約が空いておりますが、

この先締め切りのスピードが早くなる可能性が高いです。

もし沼山に撮ってもらいたいと思っている方がいらっしゃいましたら、

早めのご検討お願い致します*

現在、予約の参考になる様にホームページにカレンダーを追加させる作業をしておりますので、そちらも是非ご覧下さい。

さて、以前にマタニティと2歳の誕生日撮影をしたファミリーに待望の赤ちゃんが誕生、ニューボーンフォトを撮影して来ましたので紹介します!

お姉ちゃんになった彼女は、保育園を早引きして来ました。

お昼寝明け直後だからちょっと寝ぼけ顔で髪ボサボサで可愛い。

そしてこちらが生まれたばかりの妹さん。かんわいい〜〜!!

ぷっくりしていて、お手手バンザイして寝るのが好きみたいです可愛い。

自分でお着替えして、ママに髪を可愛く結ってもらいます可愛い。

前回お写真を撮ってから日が浅いし、私にも最初から慣れた感じで接してくれました。

この2歳のイタズラ顔、「きひひ♡」って顔が本当好きです。

お姉ちゃん、抱っこも上手です!

このきょうだいに抱っこしてもらって撮ったショットの新生児さんの方は、

だいたい泣いてるか、おイキになってる顔か、彼女の様にめちゃシブい顔かのどれかで、

その辺も愛すべきポイントです。

ポージングをするいわゆるnewborn photoも勿論良いけれど、

私はこういう自然なショットこそ沢山残して欲しいと思っています。

これは匂いを嗅いでるのではありませんよ。チューです!

フルーツのお洋服着て可愛い!女の子いいな〜。

ママはポージングの撮影中、起きてしまわないかとドキドキしてたそうですが、

とーってもよくネンネしてくれました!ありがとう。

そう、ニューボーンフォトは基本寝てる所を起こさない様に撮影するのですが、

すぐ起きちゃたり、泣いちゃったり、ポージングのいい所でウンチしてしまったりしないかと、

ママさんが気を張ってしまいます。

でも、私はママさんには気持ちをゆったりとしていて欲しいと思います。

「ウンチ出ちゃったね!ご苦労さ〜ん。」位、鷹揚に構えていて下さい!

私たちニューボーンカメラマンは、ママさんにヤキモキする隙も与えないほど

軽やかに、赤ちゃんにとって快適にポージングをする事が目標ですが、

人間対人間なのでそうもいかない時もあります。

その時に、家族とカメラマンが焦ったりすると、本当に赤ちゃんに伝わります。

なので、みんなでゆったりとした気持ちでいる事はニューボーンフォトではとても重要です。

本当に奥深い撮影です。

そしてここからのお写真が、お姉ちゃんが保育園から帰ってくる前に撮影したnewborn photoです*

皆さん、笑うとえくぼが出るのですよーーーー!何て可愛いのでしょうか。

体重もしっかりあってぷっくりしているのがよく分かるショットです。可愛い。

でも本当、新生児の寝顔って観音様みたいだなあ。

3歳になる息子の寝顔を見ても「お地蔵さん」と思う。

33歳になる夫の寝顔には天界の気配は全くない。

私は子供が生まれる前に神様の所にいたのかどうかは分からないと思うのですが、

でも「信じるもの」=神様ならば、子供はみんな私にとってはゴッドです。

うつ伏せのポーズは、本当誰一人として全く同じカタチに仕上がりません。

その子の好き嫌いとか、寝てるけど相談しながら心地いいカタチにするのでみんな違う。

この冠と羽はママさんが用意してくれたものです。(私が持参する小物にはありませんのでご注意下さい。)

ママさんが用意してくれたもので撮影するのってとってもいいと思います。

またそれを一緒に取っておけば、「こんなに小さかった」と感覚で実感できます。

そしてアルバムもご注文いただきましたので一緒に納品させて頂きました!

私はこのアルバムを作る作業が本当好きですよ。

前回のマタニティの撮影の時と合わせてのアルバムにしました!

マタニティフォトをご依頼頂いた方はニューボーンフォトが5,000円引きになりますが、

今回のお客様は、割引の5,000円分をアルバム10P増刷に充てて20Pにしています。

マタニティと合わせたアルバムの場合は10Pだと物足りないので、この方法はお勧めです。

 

とても迷いましたし、苦しい決断でしたが、

前回撮影のお姉ちゃん2歳誕生日の要素はなしにして、

マタニティなショットと今回のニューボーンでアルバムを構成しました。

アルバムは統一感とかリズムが大切かなーと思います。

結果とてもいいアルバムができました。

そして後日ママさんからは、

「お姉ちゃんの誕生日の写真は別にアルバムを作ってみました。

自分でまとめる作業時間も楽しいひと時でした!」

とメールを頂き、とても嬉しかったです。

アルバムなどカタチにする事はとても重要ですし、

何と言っても、まとめる作業自体が楽しくとっても幸せな時間なのですよ。

お口やまつげなどのパーツ撮りを必ずしていますが、このパーツ写真はアルバムにすると更に生きるのですよね〜。

とにかくも、自分のアルバムは一切の装飾をなしにしてシンプルに、写真だけみせる様にしています。

次はお宮参りとお食い初めのご依頼も頂いていますので、

生後3~4ヶ月の妹さんと、お姉ちゃんと家族の皆様にまたお会いできるのがとても嬉しいです。

楽しみにしています!

年越し時差プリントの勧めと、自分の写真には『色』があるのか問題について。

こんにちは。CuiCuiフォトグラファーの沼山かおりです*

この夏に、ずっと習いたいと思っていた「文章を書く」為の講座に通い、

先週全5回の講義が終了しました。

目的としては、このブログがより皆様に伝わりやすいものになればという事だったのですが、

本来「書く」事は大好きで、学生時代からずっと「思った事を書く」という事はし続けていました。

ですが、子供が生まれてからは、プライベートで「書く」という時間はなかなか持てなくなりました。

また、人の親になった事による自分自身の変化、つまりただただ子供が可愛い毎日に、

ペンを握ってみても、「息子可愛い。ちゃわいい。ちゃわちゃわ♡私が背を向けて寝ると寂しがってグイッと引っ張ってくる♡」など、

もうバカみたいな文章しか出てこなくなり、書く事から遠ざかっていました。

 

このブログの更新は割とマメにしていますし、

写真をみてもらう為のものにしては文章量が多いとは思います。

ですが講座に通い、もう一度書く事をちゃんとしてみたいと思った事もあり、

自分が書きたい事を自由に書くコーナー(?)も設けてみようかと思います。

このブログには「カテゴリー一覧」なるものがございますが、

その中の『コラム』というカテゴリーで書いて行きたいと思います。

そしてさらに、書く力を鍛えていって、ゆくゆくは

取材に行って写真を撮る、かつ、書くという仕事をしてみたいな、なんて思います。

(お仕事お待ちしています。人件費も削減出来ますし。)

さて、このフィルム写真ですが、夫が撮ったものです。(夫もカメラマンです。)

0歳の時の息子。

で、この写真が現像されたのが最近なので撮影日から3年程経っております。

夫は仕事以外で、なかなかの量の写真をフィルムで撮ります。(多分本人的にはまだまだの量なのだと思いますが。)

撮るには撮るけど、現像のタイミングを逃し、家には大量の未現像フィルム。

ですが、最近やっと一部を現像に出すとの事で、300枚のプリントを持って帰ってきたのですが、その中に26枚だけ私と息子の写真がありました。

え、300分の26?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、はい、そうです。

 

で、枚数はまあいいのですが、とにかくもこのフィルム写真の玉手箱感?

違うな、タイムカプセル感ですかね、

が、すご〜くいいなと思ったのです。

フィルム写真の「時差」感って本当に良くて、

今息子は3歳ですが、もう一度0歳の頃の新しい息子に会えたという感じ。

また、この写真は夫の目線なので、私が知らない、もしくは見ていなかった息子にもう一度出会えた感じで、大層徳をした気分になります。

そこでこんなのはどうかなと思ったのです。

皆さま、「写ルンです」を買ってですね、旦那さまに「これでテキトーに気が向いた時でいいから子供を撮って」と渡します。

マメじゃない旦那さまの方がいいと思います。1本の「写ルンです」を消費するのに3年もかかる様なタイプの方がいい。あと別に写真が上手い必要は全くない。

そして使いきった頃、0歳だった息子も今や3歳という頃に現像に出すわけです。

その時の「現像を待つ時間」と「フィルム写真を見る時間」のワクワク感とか高揚感ってすごいです。味わって欲しいと思います。

そして、「私が見てなかったかもしれない新しい過去の我が子の姿との出会い」をしてみて欲しいです。

要は、自分が撮った子供の写真はもう知っているし、

自分が見てきた子供の姿は全てだし、

それ以上なんてないだろうと思っていたところに、

時間差で「まだあった!!」という感じを味わえる、という事です。

よければ、「遊び」だと思ってやってみて下さい。

 

あともう一つ、今日書きたい事。

自分の写真には『色』があるのか問題についてです。

 

昨日の話ですが、家族写真を出張撮影するカメラマン仲間4人でディナーをしました。

皆子供がいるのですが、「今回は絶対子なしで、何としてでも夫に預ける、そして夜に集まる、お酒を、お酒を飲む」という意気込みで調整して集まりました。

私たちの素晴らしいところは、誰からも夫の愚痴なんかの話題が出てこないところにもありますが、

ほとんどが仕事の話になる、というところです。

 

皆同業なのでライバルではあるのですが、

私たちは割とそれぞれが独立しつつも横の繋がりを大切に、皆認め合っているという雰囲気です。

それは、同じ写真を撮るのでも、カメラマンの『色』(そのままの意味の色でもあり、構図や感性の違いのイロでもある、カメラマンのキャラって意味もある)がそれぞれ違っており、

お客様が好みのカメラマンを選び、

私たちは選んでくれたお客様を大切に、ただ一生懸命撮るだけだと、

その様に思っているので、

他を蹴落とす事に何の意味もなく、努力すべきは自分のみであるから認め合えるのだと思います。

 

そんなこんなで、『色』というか、まあ個性とも言えると思いますが、

それはカメラマンにとっては大事なものであります。

だからこそ昨日の会でも、

「私の写真に果たして『色』なるものはあるのだろうか、どこかの誰かでも撮れる写真なのではないか、確立していないのでは」という葛藤の話になりました。

 

そこで、「本当そうだよね!分かる!」とならなかった自分。

それはあたかも、「そうかそうか、君たちはそうかも知れないけど私は確立してるんでノープロブレム。」

といった様な態度とも取れそうで、どうなんだろうかと思ったものの、

その事に関してもっとよく考えてみたくなりました。

 

ひとつ思うのは、「商品」としての価値といういう意味で『色』の好みを選別するのはお客様であり、少なからずでもプロとして売れている場合はその時点で色がない人はいないのではないかという事です。

ただ、私たちが葛藤する『色』は自分自身の中の問題なのだと思うのです。

だから周りが「あなたの色はちゃんとありますよ」と言っても、

自分で自分の思うひとまずの『色』までは、自分でたどり着けたと思えないといけないものなのだろうなと。

ただ自分の中の『色』なんて不安定極まりないから、

その前に、どんなお客様でも状況でも安定したクオリティの写真を提供できる

という事の方が大切なのではないかなと思うのです。

『色』、つまり個性がなければ、お客様からは選ばれにくいので重要な事には変わりないのですが、最重要ではないのではと。(ニューボーンフォトだとまた違うとも思いますが。)

もし自分の中で何か確立していない感があるとして、

それを個性がないみたいな問題にすると、けっこうつらいのではないでしょうか。

ただ、まだクオリティが不安定なのであれば、それは場数を踏めば絶対解決します。

安定してくる頃には『色』は嫌でもついてきてしまうし、むしろ今度はそこに自分の限界を感じて突き破りたくなって、人の『色』が気になる。

 

お客様に「沼山さんに撮ってもらいたい」「沼山さんの写真が好きです」と言ってもらえるのは本当に嬉しいし、

それがなくなってしまったら生きていけないのですが、

誰が見ても沼山かおりの写真と分かるものを提供したい、みたいな感じはあまりないのかもです。

他から言ってもらえる事はとても大事ですが。

 

何だかもっと掘り下げてみたくなる問題ですが、ひとまずこの辺でお終いにします。

 

しかし、昨夜は本当に楽しかったです。

子なしでちょっとお高め6,000円のタイ料理のコースとお酒in新丸ビル、贅沢な時間でした。

みんな楽しい時間をありがとう!時間がまだまだ足りなかったしまた行きましょう〜*