息子3歳のアルバム紹介と正産期妊婦のダラダラした話。

こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

妊娠中に私が1番入り浸っていたSNSと言えばtwitterなのですが、

もう殆どマタ垢と化していて、妊婦さんのお友達が沢山増えました。

 

最近知ったのは、毎日何回も吐いてしまうほど酷いつわりを経験する人は少数だという事。

そしてその少数派はtwitterに集まりやすいという事。

長い期間を共に励ましあってきた相互フォロワーの皆さんはもはや戦友です。

そんなフォロワーさんも次々に出陣(出産のこと)をされていて、

中には「お産が本当にこわい。」という方も少なくありません。

そんな相互フォロワーさんを少しでも励ませるかもと思って、

約2年前に撮影した友人の出産時のブログをツイートしました。

 

そうしたところプチバズりを起こしまして、

思いがけず沢山の方に読んで頂き、

「泣いちゃいました。」

「出産って改めて凄いですね。」

「出産をプロに撮ってもらうという概念はなかったけど、これは凄くいいかも。」

など、色々なリプを頂いて、本当に嬉しかったです。

 

私は今度のお産が人生最後の予定です。

決して子供を産む事が最高だという意味ではなく、

でも私にとっては、人生でお産がトップイベントなんじゃないかなと思っています。

これに匹敵する私個人のイベントは後はもう「死」位じゃないだろうか(笑)

 

どうか私の子も、あなたの子もみんなみんな母子ともに健康に、無事に産まれてきます様に。

さて、今日は毎年夏頃に作成する息子の1年アルバムの写真と共に、

今の気持ちなんかをダラダラと綴っていこうと思っています。

毎年誕生日の日に〆て、その次の写真からまた1年を残しているので、

この1ページ目は3歳になったばかりの頃の写真。

私的には3歳は0,1歳に次いで、「はじめての〇〇」が多かった年だと思います。

これは、はじめての保育園水泳帽とプールバックと海パンが嬉しくて、

お家で先取りした日。

これは、モルモットさえお膝に乗せられない息子がはじめて1人でお馬に乗った日。

『こどもの国』に行った時の写真で、その時のブログもあります。

これはトイトレを開始した時のだね。(これもブログあり。)

この後1年位のんびりトイトレしてたけれど、

4歳になって私が妊娠してつわりがピークの頃に、唐突にうん◯もできる様になり、

今の所、夜のおねしょもする事なくすんなりです。

つわり時のオムツ処理が本当にキツかったので助かりましたと言うか、

やっぱこの子はお母ちゃん想いの子なんやな、と。

そして3歳の七五三。(これもブログあり。)

関東で3歳の男の子の七五三する方は本当に少ないのですが、

全力でオススメします。

理由は「最高に可愛いから。」です。

ただそれだけ。

これははじめてのレインコート。

嬉しくて、晴れの日だったけど着てみんなで近くのスーパーにお買い物に行きました。

秋の忙しい時期の休日は、撮影現場にシッターさん同伴で息子を連れて行く事もよくありました。

仕事が終わった後は、こうして息子と遊んで帰ります。

クリスマスの日にはサンタさんが来てくれました。

この朝の様子が可愛くて可愛くて、毎年夫とウキウキしながら息子を起こします。

そして3歳7ヶ月のこの時までおっぱいを吸っていた息子。(吸っていたと言うか戯れてた。)

自分で「サンタさんが来たらおっぱいをやめる。」と言っておりまして、

本当にこの日に卒乳となりました。

 

今年はこのクリスマスの朝の様子を見届けられるかな。

もしかしたらお産で見れないかもしれないな。

お腹の子には、「25日までは待ってね。」って言ってるけれどどうかな。

私的には28日位に産まれて、

産院の個室で新生児を抱きながら、ガキ使をみて年越しをするのが理想です。

これは年末の帰省前に奈良に家族旅行をした際の写真。(これもブログあり。)

そう、この時のブログは同業の女性フォトグラファーさんやママさんから沢山の共感と言うか、コメントを頂いたのですが、

その実この頃に2人目を考え出していたのですよね。

「ヌマさんかっこいい。」なんて言ってくれるお友達もいたのですが、

私的にはかっこいいなんてもんじゃなく、

この身をもってまた妊娠する事も、出産して0から育児をする事も、

それ以前に、子供をもう1人望む、望まない、

望まない場合の最終決断も、望んでからの事も、

長男の産後3年かけてやっと安定、構築してきた「仕事」への精神力みたいなものをグラグラと揺るがすもので、

とても悩んでいたのですよね。

この先ずっとフォトグラファーでやっていくのかという事自体にも悩んでいました。

 

『私はもう一度子供を産むのか?産めるのか?もしくは息子1人でいくと決心するのか』

と、必ずしも選択できるものでもないのですが、

『子供』と『仕事』、意識の向け方がひとまずでも決断次第で大分違ってくるのです、

私にとってはね。

 

森三中の大島さんが妊活休業したじゃないですか。

私は初めは何で宣言までして休業までするのかなと思っていたのですが、

後になって何となく分かるなと。

身体を張った過酷なロケが多いって事もあるとは思いますが、

それ以前に、きっと、仕事で求められてる自分像と妊活の両立が、

精神的に難しかったからじゃないかなと。

私なんか大島さんと比べるアレではないし、

お前の仕事がなんぼのもんじゃいって感じなのですが、

それでも女にとって、「産む」も「産まない」も決断は容易ではないです。

(勿論女だけの問題ではないのですが、この身をもって挑むのはやはり女だから。)

この可愛い長男は、奇跡的に舞い降りた天使(半笑いで言ってます。)なので、

今回、初めて欲しいと望んで命がやって来てくれた事や、今の所無事に臨月を迎えられている事は運が良いだけ、と言うか、

でも、ただただ感謝すべき事です。

この妊娠で、我が家の子供どうする問題はもうこれで終わり。

後は、無事に産まれてくれたら、目の前の2人の息子と仕事に邁進するだけです。

今回妊娠できた時点で、フォトグラファーとしてこの先続けていくかという問題も、

「おっしゃ、やれるだけやってみよう。後のことは後で考えよう。」

と、私の中でストンとなりました。

次の目標はまた仕事も頑張って、おっきい本棚のある、今より大きい家に引っ越す事かな。

そして、そう。

妊娠後期までずっと分からなかった2人目の性別ですが、どうやらまた男子みたいですね。

 

妊娠前は「やっぱり次は女の子♡」と、

3歳女の子の七五三撮影なんかさせてもらっていて本当に可愛いので憧れていたのですが、

なぜか妊娠が進むにつれて、「やっぱりもう1人男子がいいかも。」と思う様に。

つまり本当どっちでも最高だろうという事なのですが。

 

「なんか、袋的なものが見えるかな〜。」

と産科の先生に言われた時は、自分でもビックリする位ニヤニヤが止まらず、

と言うか、本当ずっとつわりで辛くて、お産まで意識を失い続けていたいとしか思ってなかったので、

その時初めて、ほわ〜ん♡となりました。

私が『息子溺愛型』だというのは有名な話です。

「またこんな男子、産まれて来るんかよ〜!たまらんやろ〜!!!!」ってなったし、

私の息子溺愛は、元々は『弟可愛い』という姉御肌から来ていて根が深いし、

私自身上品なタイプではないので、男子育児は合っていると思っています。

とは言え、今度出てくるのは勿論息子とは別人格の男子。

先ほど半笑いで、息子は奇跡的に舞い降りた天使と言いましが、

私は別に『赤ちゃんはお母さんを選んで産まれてくる』論は、否定はしないけど信じてはいなくて、

でも前世的なものはあるかもと思っておりまして、

これまた半笑いで聞いてもらっていいのですが、

息子と私は多分、「ロミオとジュリエットだったんかな?」位には思ってこの4年を過ごして来たのですよね。

息子は私の事は絶対否定しないし、

例えば夫がふざけて私を否定したり蔑む系の事を言っても必ず「違うもん。」とカバーしてくれます。

毎日唐突に「お母ちゃん大しゅき!」と平均10回は言ってくれるし、

チューとかギューとかのちちくり合いは、付き合って3日目のカップルの新鮮さを保ち続けているし、

私が与えた愛を120%で返してくれる様な男なのですよね。

口が硬派な男性と結婚した私に、神様がこんなスイートな男の子を授けてくれたんだあ、

と思う程、言葉も行動も激甘。

だからこそ、次出てくる男の子がどんな子なのか、

息子と同じ位スイートなんて事はあるまい、

きっと私達家族が来て欲しくて来て頂いた子だから、

我が道を行くマイペースな子なんじゃないかな、とか

息子と同じ(私と同じって事なんですが)様に、左のほっぺにえくぼがあったら

母性で私は爆発しちゃうだろうな、とか

この妊娠の辛さの終わりが見えて来た今は楽しみで仕方ないです。

最後は息子と撮ったマタニティフォト。

次の4歳のアルバムは息子もお兄ちゃんになっているね。

本当に楽しみだし、無事に産まれて来て下さいって願っているけど、

息子だけの、一人っ子の、この生活もあと少しで終わりと思うとそれも寂しいです。

でもこんなに長男を大好きだって思ってるから、

次の子も大好きだし、

強くて深い愛情の2人の男の子のお母ちゃんになれる様に頑張ります。

無事に産まれましたら、次男の写真にも、皆様お付き合い下さい*

もしもう一度願いが叶うなら。

こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

ブログがかなり久々となってしまいましたが、

無事に産休に入り全納品が完了致しましたので、やっと再開できます。

紹介したい写真が溜まりに溜まっていますが、

しかし明日で正産期の37週に入ってしまう。

産気付くまで、できる限り書きたいと思っていますのでお付き合い下さい!

 

そして改めて、全ての撮影を無事に終了できました事、

皆様には身体の事を気遣って頂いたり、お祝いのプレゼントを頂いたりと、

本当本当に感謝しています。ありがとうございました!

そしてお客様を紹介させて貰って撮影してくれたフォトグラファー仲間の皆もありがとう〜!!

 

私の妊娠経過としては、お子は順調でしたが、

兎にも角にもずっとつわりが終わらず、

後期も便座とface to faceの日々が続きました。

助産師さんに、「つわりで実際吐いちゃう人って少ないのよ〜。」

なんて言われて、え、となりましたよね。

twitterの世界にはこんなに沢山いて励ましあってきたのに。

でも何よりもお子が元気ならそれでいいか。(って思えたのも本当は最近やっとだけど。)

後は無事に産まれてくれれば、ただそれだけです。

今日は3個前のブログで、お宮参りを撮影させてもらいました0歳の男の子の授乳フォトの紹介です。

到着した時はねんねしてました〜〜!!嗚呼!可愛い!

スーハースーハーと荒い息で迫っていく私。

我が子ならばここでほっぺに吸い付くところです。

私が撮影に伺う際に、こうしてお子様がねんねしてしまった場合も

気にせず寝かせておいてあげて下さい!

ねんねのシーンを撮れる事は日常・お家フォトの醍醐味です。

 

パパがそっと起こしてみますが、ぐっすり。

ママが優しく起こしたら、あっ、起きた!!

さっき寝たばっかやんか〜!!と足ビョーン。

でも、あれ?何か誰かいる!楽しい事がはじまるのかもとニッコリ笑顔を見せてくれました!

ちょっと寝ぼけ顔で本当可愛い。

寝起きにも関わらずゴキゲンで、

絵本を読んだりかじったりする姿を撮影。

そしてこの日の目的のシーンその1のお風呂撮影の為に全脱ぎです!

鳴呼〜、可愛すぎてどうしよう。

このムチムチは0歳ならではですよね。

おティンはweb上ではモザイクをかけております。

お尻も何と可愛い事か!

パパがツンとしちゃう気持ち分かります。

(勿論掲載の了承は頂いておりますが、私のブログでは男の子の場合お尻はそのまま載せています。)

はあ、もう可愛くてため息が出ます。

0歳がいる風景。

息子が4歳の私には懐かしいものでもあり、

お腹に子がいる私にはまたこの感じが訪れるのかなと、

とにかくたまらなく尊い。

わー(涙)

何だこの立ち姿、バランス。

この可愛いフォルム、宝物すぎます。

さて、そろそろ大好きなお風呂の時間にしましょう。

嬉しそう〜♡

なんて可愛いのでしょうか。

でも大胆にお湯かけられてこの表情w

ホカホカ君のご帰還です。

お風呂あがりの子供って特に可愛くないですか?

私は息子のお風呂上がりにタオルで拭いてあげる時、

「可愛いちゃん♡」とか「プリンプリンちゃん♡」とか未だに言っていて病気です。

しっかり拭き拭きして、

気持ちよかったね〜♡

保湿もね。

髪もとかしてピッチリと。

持ちげられてお着替えで完了。

次はお風呂の後の離乳食タイム!

おいちいね〜♡(もう私普通に話せません、可愛くて。)

やあ、もう、離乳食って本当面倒ですし大変ですが、

今になって思えば本当にあっという間に終わってしまうのだよな。

私なんかレトルトによく頼っていましたが、2人目はもっと楽しんでみようかなと思います。

ご飯もよく食べましたが、次はお待ちかねの授乳タイムです。

鳴呼、この景色。

何度もしつこくて申し訳ないのですが、

私本当に今回の妊娠期間が辛くって、

でもまたこの「授乳」ができるであろう事が本当に嬉しくて、

赤ちゃんに会えるのは勿論ですが、

また授乳が出来るならば、頑張らなくちゃとずっと思っていました。

母乳は必ず誰でも普通に出てくるものでもないですし、

上手く出たとしてもトラブルなど大変な事は本当に多いです。

私は出が悪くて、ミルクの量との調節に神経過敏になったりしたけれど、

母乳でもミルクでも、子供の成長が第一で、後は楽しむのが一番と思える様になってから

本当に授乳が幸せなものになりました。

一つ、紹介したいエピソードがあって、

10月に七五三撮影に向かう為に小田急線の優先席に座っていた時の事。

私の隣に、上品で可愛らしいおばあちゃんが座ってきました。

その時はもう妊娠8ヶ月で、胎動も激しく、

私の今お腹にいる子は右側にあんよがあって、

私の右脇腹をボコボコ蹴ってきます。

なので、「イテテ」とさすっていたら、その可愛いおばあちゃんが、

「もしかして赤ちゃん、そこ蹴ってるの?」と。

「私の子も同じところ良く蹴ってたから、何だか思い出しちゃって話しかけちゃった。」

と微笑みました。

そのおばあちゃんのお子様は女の子で、早産で生まれたけれど元気に育って、

今は孫もいるのよというお話を聞いて、

「本当に楽しみね。」「はい。」

なんて和やかに話していたら、おばあちゃんが、

「ねえ、もし私がもう一度だけ何でも願いを叶えてあげるって言われたら、

なんて言うと思う?」

と私に聞いてきました。

 

私は話の流れから、また子供を産みたいなとか、

妊婦さんになりたいなとか、そんなかな?と考えていたら、

おばあちゃんはこう言いました。

 

「もしもう一度、何でも願いが叶うなら私、もう一回赤ちゃんにおっぱいをあげたいわ。」と。

 

乗り換えの駅の豪徳寺に着いたので、おばあちゃんに挨拶をして降り、

世田谷線に乗りながら、私はさっきのおばあちゃんの言葉を思い出して泣きそうになりました。

あの可愛らしいおばあちゃんがまだ若く、

生まれた女の子の赤ちゃんに微笑みながらおっぱいをあげている姿が頭に浮かんで

実際泣いたかも知れません。

鼻はすすりました。

多分こんな私も、産後直後の頻回授乳や痛み、寝れない事で辛いと思うと思うのだけど、

でももし無事に生まれて、少しでも母乳が出たならば

多分人生最後の授乳を、大切に、できる限り楽しみたいなと

そう思います。

そしてきっと私も、おばあちゃんになって、

「もし願いが叶うなら、赤ちゃんにおっぱいをまたあげたいな。」って同じ様に思うだろうな。

でも別に、母乳でなくても全然いいのです。

パパもあげれるミルク授乳だって幸せ。

私の息子4歳も、

「赤ちゃん生まれたら、たかほ君とお父ちゃんでミルクあげるんだよね〜!

それを見たらお母ちゃん、鼻血ブーって出ちゃうんだよね!!」

と楽しみにしていますw

(私が息子に「たかほが赤ちゃんにミルクあげてるとこ見たら、お母ちゃん可愛すぎて鼻血ブーーーーって出ちゃう!」と言っています。)

別にお誕生日でも何でもない、普通の、お家での1日の記録。

ちょっと贅沢に思うかも知れませんが、

こんな普通の日を写真に残す事が愛おしくて、宝物になるはずです。

前回のお宮参りからの直ぐのご依頼で、また会えて本当に嬉しかったです!

ありがとうございました*

そしてアルバムも作らせて頂きました。

納品後にママからこんなメールを頂きました。

 

”昨日アルバムが届きました。

夫婦で「撮ってもらって良かったね」と話したあと、

子供と夫が寝て洗い物をしながら涙が出ました。

 

出来上がったアルバムは、息子のむちむちの腕や柔らかい髪やちょっとくさい頭や(笑)

おでこから放出する熱、寝ている時の息づかいをかじれるようなリアル感で

これで、この先どんどん成長して、息子が変わってしまったとしても

きっとこの幸せを思い出せる。

寂しいですが、安心して、これからの成長していく息子に目を向ける事ができる気がします。

本当にありがとうございました。”

私もこのメールを読んで涙が出ました。

こんな素晴らしいお礼のメールを頂いて本当に嬉しかったです。

 

ママのメールの最後の部分。

「息子がこの先どんどん成長して変わってしまっても、この幸せを思い出せる。

安心して成長に目を向ける事ができる。」

 

本当にそうなのです。

写真ってそういうものなのです。

そしてカタチにして残せばもっと強く、ずっと、私たちに寄り添ってくれると思うのです。