フォトグラファー使い分けの勧めと復帰後のお知らせを少し。

こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

今日で出産予定日まであと1週間となりましたがまだ産まれてません。

私自身は非常に落ち着いております。

怖いなという思いもないし、

とにかく早くこの「吐き気」から解放されたい、

1年の殆どをこの吐き気と共に過ごして来たので、

陣痛=吐き気とサヨナラの痛みであるなら、はい喜んで!という気分です。

 

でも一つだけ、「死ぬのだけは絶対嫌だ。」と思っています。

 

誰もまさかお産で死ぬとは思っていないと思いますが、

でもこの1年で確実に、1番死に近い行為に挑む事は確かです。

お産前に家族や子供に一筆したためる人もいる位ですが、

私はとりあえずそうなってしまったら、未練の塊として地縛霊になるだけですので手紙なんかは書きません。

こんな可愛い可愛い長男を残して死ぬわけにはいかない。

十月十日一生懸命育んだこの子を何としてでも抱くんだ。

その時がきたら、私なりに頑張って参ります。

 

さて今日は、また遡る事今年の5月、

友人であり、尊敬するフォトグラファー仲間のお子様の七五三撮影をさせてもらった時の写真を紹介させて頂きます。

彼女と私は82年組の同い歳という事もありますし、

写真の好みやテイストが非常に近く、共感するところも実に多くて、

出会って直ぐに仲良くなりました。

 

朝食を片す暇もない慌ただしい朝の様子。

「撮影をお願いしているのだから部屋は綺麗にしなければ」

そう思うところかも知れませんが、私と彼女の考えはちょっと違います。

「そのままを残す」事が大事だと、

そしてそれが出来るのが出張撮影の醍醐味だと思っています。

連日のハードワークでお疲れのパパさん。

お子やママのお支度は既に始まっていますが、まだ寝ています。

自分の妻や、今日来るカメラマンが「ドキュメンタリー推し」である事をしっかり理解し、実践されているのです!!

ありがとうございます。

最初は、可愛い可愛い妹さんのお支度から開始!

この妹さんが本当可愛くて、この時既に私は妊娠していましたが、

女児憧れが募るばかり。

そしてこちらがママで、友人のフォトグラファーの山本ミニ子ちゃんです。

(勿論活動名です。身長が150センチ未満で可愛いのです。ちなみに私も写真ではデカく見られがちですが152センチしかありません。)

彼女のサイトはこちら、『にちにち寫眞』。また後ほども紹介します。

 

本日主役のお兄ちゃんはまだ遊んでいます。

2人ともめっちゃ可愛くないですか??

将来モテそうだな。

そして妹さん、やっぱ可愛いすぎる。

うちは次も男子みたいですが、こういうワンピとか買ってみたかったなー。

ワンピ憧れ強い。

この日着付けとヘアメイクに来て下さっていたのはどちらもミニちゃんの保育園のママ友さん。

なのでオムツ替えなんかも空気を読んでしてくれていて流石だなと思いました。

 

そう、実はこの時、もう直ぐでパパさんが約2年の海外単身赴任の出発間近という時期でした。

私的には、「この仕事していて、子供が2人いて、2年間ワンオペ!?」と驚愕だったのですが、

彼女は実にいい仲間に巡りあっており、

そういうコミュニティーを努力して自分で創り上げているのも分かったし、

本当に素晴らしいと思う。それも仕事に直結するスキルだから。

 

先日ミニちゃんのお子さんが急に入院する事態になった時も彼女は仕事に穴をあけませんでした。

子育てしながら仕事をするという事は、「頼るスキル」がないと到底やっていけないものです。

「どの部分」を「誰に」頼るのか、

ここに私達ワーキングマザーは大いに悩みますが、

何にせよ頼れる人、頼れる関係を構築していく事が本当に大切です。

お友達に頼ったり、時にはお客様に頼ったり、そして仲間に頼ったり。

 

なので、私とミニちゃんもそうだし、

他のフォトグラファーの仲間とも私達は連携を取っていて、

情報交換をしたり、勉強会をしたり、いざと言う時に撮影を変わってもらったりもしています。

私も今年、お請け出来なかったお客様は真っ先にミニちゃんを紹介していたし、

他の仲間にも沢山助けてもらいました。ありがとうございます!

 

同業者だしライバルじゃないの?!お客さんを取られちゃうのでない??と思うかも知れませんが、

私が思うに、大きく見れば、『GINZA』の編集者が『Can Can』の読者層までも頂きたいとは思っていないだろうというのと似てるかと、

写真て同じ機材を使っていても人によってテイストが全然違いますし、

私が望むのは、その自分好みのテイストのフォトグラファーをしっかり探して見つけて欲しいという事です。

お宮参り写真と言えばあのスタジオさん、とか

マタニティフォトと言えば白いふわふわの衣装に花かんむり、という概念?は一度取っ払って頂いて、

自分はどんなテイストが好きかな?、この子はどんな写真が残っていたら将来喜ぶかな?と考えてもらう。

着飾ったスペシャルな写真がいいなと思った時に、その中でも自分好みの写真スタジオが、

日常の何気ない愛しさや空気を残したいと思った時に、その中でもピッタリの出張カメラマンが、

今の時代は必ずいらっしゃいます。

 

だからこそ私達は「自分てこんな色なんです。」という事を、

写真そのものや、もしくはフォトグラファー自身のキャラとかもね、

見せていかなくてはならないのですが、

そこがお客様とマッチした時に、

『最高の写真』が残るのです。

お客様は勿論、撮り手にも、相互満足が大事なので、

私のお客様にもその微調整や見直しをオススメしたいし、楽しんで貰いたいと思っています。

ニューボーンならこの人、日常写真ならこの人など、使い分け?てもいいと思います。

勿論ずっと同じフォトグラファーに成長を追って貰うのも素晴らしいです。

さて、お兄ちゃんの着付けを開始しましょうというところで、

すんごい鼻水を頂きました!

良いよね、男子のこういうところが本当に好きだよ。

そしてここで・・・

鼻ホジホジ。

マジでやめて、のやつ。

ほんで、合間合間に可愛い妹♡

でも5歳も本当、まだまだ可愛い。

毎年可愛さを更新してくるの凄い。

着付けが終了しましたがパパさんまだ寝てるので起こしにかかる事に。

あれ、一緒に寝てる。

遊び出した。

妹がヘルプに入る。

遊び出した。

かわい!!

そんなこんなでやっとこさ出発。

ご祈祷ギリギリだったので直ぐに本堂へ。

私の大好きな高幡不動尊さんです。(私は新撰組好き、土方さん好き。)

この日、まだシーズンでなかった事もあり七五三はミニちゃんファミリーのみ。

お坊さんに、

「これからも良い子でお手伝い頑張れるかな?」

みたいな事を聞かれていたのだっけな。

元気に「はい!」って言えてて、お堂内の皆のほおが緩みました。

急いでご祈祷に入ったのでここで手水を。

「くっせー!!」のやつ。

じっとしていないお年頃、ソロショットは戦いごっこで。

こういうしゃがんでるショット、この頃の男の子っぽいなって、好きです。

やっぱ何かと戦ってる。

ミニちゃんの着物姿も可愛い。

秋になればここは紅葉するのだろうけれど、5月の新緑の頃もとっても綺麗ですよね。

あーもー、ほんと可愛い♡

1人でも可愛い我が子ですが、2人だと2倍なのだな、やっぱり。

こちらも可愛い2人。

息子、本当可愛いのですよ。愛してるよね。

私も愛が溢れてしまう。

このミニちゃんとっても可愛い!

楽しそうな2人。

パパはもうすぐ海外へ。

寂しいけれど、今はFace Timeとか顔を見て話したりできる時代ですしね。

お仕事頑張ってきて下さい!

沢山撮らせてもらって、アルバムも納品させて頂きました。

そのアルバムの写真の紹介と共にミニちゃんが素晴らしいブログを書いてくれたので是非サイトをご覧になってみて下さい。

うちらが相思相愛?である事を見せつける様な内容かもです♡

(と言うか、こんな褒められた事人生でない。)

私も彼女のいい所いっぱい書けるけど、

HPの写真を観てもらえれば一発だと。

改めて、『にちにち寫眞 by NIKO PHOTO WORKS

 

私は自分で思うに、「写真的な美しさ」よりも、

「嗚呼〜、可愛い〜、愛してる〜、大好き〜。」という様な、

子供に対する愛情のダダ漏れ、冷静さを欠き気味の写真を撮るタイプと思うのですが、

彼女の写真は「ドキュメンタリー」と「写真的な美しさ」のどちらもを兼ね備えてます。

刺激しあったり、助け合ったり、そんな事ができる同業の仲間がいる事は本当にありがたいし、感謝です。

これからもよろしくね、ミニちゃま。

 

そして最後にお知らせを一つさせて下さい。

私の産後復帰ですが、4,5月を予定しております。

おそらく今年の桜シーズンの撮影会などは出来ないと思いますのでご了承下さい。

復帰と正式なご予約再開については、出産後また改めてお知らせします。

また復帰に伴い、内容や価格のリニューアルを予定しております。

すでにお問い合わせ頂いている方も含め、新しい価格でのご案内となりますので、

こちらもご了承下さい。

2月3月にはリリース、リニューアルしたHPでお知らせできる様に致します。

 

もうすぐ2018年も終わりますが、来年もCuiCuiをどうぞよろしくお願い致します*

息子3歳のアルバム紹介と正産期妊婦のダラダラした話。

こんにちは。CuiCuiフォトグラファー沼山かおりです*

妊娠中に私が1番入り浸っていたSNSと言えばtwitterなのですが、

もう殆どマタ垢と化していて、妊婦さんのお友達が沢山増えました。

 

最近知ったのは、毎日何回も吐いてしまうほど酷いつわりを経験する人は少数だという事。

そしてその少数派はtwitterに集まりやすいという事。

長い期間を共に励ましあってきた相互フォロワーの皆さんはもはや戦友です。

そんなフォロワーさんも次々に出陣(出産のこと)をされていて、

中には「お産が本当にこわい。」という方も少なくありません。

そんな相互フォロワーさんを少しでも励ませるかもと思って、

約2年前に撮影した友人の出産時のブログをツイートしました。

 

そうしたところプチバズりを起こしまして、

思いがけず沢山の方に読んで頂き、

「泣いちゃいました。」

「出産って改めて凄いですね。」

「出産をプロに撮ってもらうという概念はなかったけど、これは凄くいいかも。」

など、色々なリプを頂いて、本当に嬉しかったです。

 

私は今度のお産が人生最後の予定です。

決して子供を産む事が最高だという意味ではなく、

でも私にとっては、人生でお産がトップイベントなんじゃないかなと思っています。

これに匹敵する私個人のイベントは後はもう「死」位じゃないだろうか(笑)

 

どうか私の子も、あなたの子もみんなみんな母子ともに健康に、無事に産まれてきます様に。

さて、今日は毎年夏頃に作成する息子の1年アルバムの写真と共に、

今の気持ちなんかをダラダラと綴っていこうと思っています。

毎年誕生日の日に〆て、その次の写真からまた1年を残しているので、

この1ページ目は3歳になったばかりの頃の写真。

私的には3歳は0,1歳に次いで、「はじめての〇〇」が多かった年だと思います。

これは、はじめての保育園水泳帽とプールバックと海パンが嬉しくて、

お家で先取りした日。

これは、モルモットさえお膝に乗せられない息子がはじめて1人でお馬に乗った日。

『こどもの国』に行った時の写真で、その時のブログもあります。

これはトイトレを開始した時のだね。(これもブログあり。)

この後1年位のんびりトイトレしてたけれど、

4歳になって私が妊娠してつわりがピークの頃に、唐突にうん◯もできる様になり、

今の所、夜のおねしょもする事なくすんなりです。

つわり時のオムツ処理が本当にキツかったので助かりましたと言うか、

やっぱこの子はお母ちゃん想いの子なんやな、と。

そして3歳の七五三。(これもブログあり。)

関東で3歳の男の子の七五三する方は本当に少ないのですが、

全力でオススメします。

理由は「最高に可愛いから。」です。

ただそれだけ。

これははじめてのレインコート。

嬉しくて、晴れの日だったけど着てみんなで近くのスーパーにお買い物に行きました。

秋の忙しい時期の休日は、撮影現場にシッターさん同伴で息子を連れて行く事もよくありました。

仕事が終わった後は、こうして息子と遊んで帰ります。

クリスマスの日にはサンタさんが来てくれました。

この朝の様子が可愛くて可愛くて、毎年夫とウキウキしながら息子を起こします。

そして3歳7ヶ月のこの時までおっぱいを吸っていた息子。(吸っていたと言うか戯れてた。)

自分で「サンタさんが来たらおっぱいをやめる。」と言っておりまして、

本当にこの日に卒乳となりました。

 

今年はこのクリスマスの朝の様子を見届けられるかな。

もしかしたらお産で見れないかもしれないな。

お腹の子には、「25日までは待ってね。」って言ってるけれどどうかな。

私的には28日位に産まれて、

産院の個室で新生児を抱きながら、ガキ使をみて年越しをするのが理想です。

これは年末の帰省前に奈良に家族旅行をした際の写真。(これもブログあり。)

そう、この時のブログは同業の女性フォトグラファーさんやママさんから沢山の共感と言うか、コメントを頂いたのですが、

その実この頃に2人目を考え出していたのですよね。

「ヌマさんかっこいい。」なんて言ってくれるお友達もいたのですが、

私的にはかっこいいなんてもんじゃなく、

この身をもってまた妊娠する事も、出産して0から育児をする事も、

それ以前に、子供をもう1人望む、望まない、

望まない場合の最終決断も、望んでからの事も、

長男の産後3年かけてやっと安定、構築してきた「仕事」への精神力みたいなものをグラグラと揺るがすもので、

とても悩んでいたのですよね。

この先ずっとフォトグラファーでやっていくのかという事自体にも悩んでいました。

 

『私はもう一度子供を産むのか?産めるのか?もしくは息子1人でいくと決心するのか』

と、必ずしも選択できるものでもないのですが、

『子供』と『仕事』、意識の向け方がひとまずでも決断次第で大分違ってくるのです、

私にとってはね。

 

森三中の大島さんが妊活休業したじゃないですか。

私は初めは何で宣言までして休業までするのかなと思っていたのですが、

後になって何となく分かるなと。

身体を張った過酷なロケが多いって事もあるとは思いますが、

それ以前に、きっと、仕事で求められてる自分像と妊活の両立が、

精神的に難しかったからじゃないかなと。

私なんか大島さんと比べるアレではないし、

お前の仕事がなんぼのもんじゃいって感じなのですが、

それでも女にとって、「産む」も「産まない」も決断は容易ではないです。

(勿論女だけの問題ではないのですが、この身をもって挑むのはやはり女だから。)

この可愛い長男は、奇跡的に舞い降りた天使(半笑いで言ってます。)なので、

今回、初めて欲しいと望んで命がやって来てくれた事や、今の所無事に臨月を迎えられている事は運が良いだけ、と言うか、

でも、ただただ感謝すべき事です。

この妊娠で、我が家の子供どうする問題はもうこれで終わり。

後は、無事に産まれてくれたら、目の前の2人の息子と仕事に邁進するだけです。

今回妊娠できた時点で、フォトグラファーとしてこの先続けていくかという問題も、

「おっしゃ、やれるだけやってみよう。後のことは後で考えよう。」

と、私の中でストンとなりました。

次の目標はまた仕事も頑張って、おっきい本棚のある、今より大きい家に引っ越す事かな。

そして、そう。

妊娠後期までずっと分からなかった2人目の性別ですが、どうやらまた男子みたいですね。

 

妊娠前は「やっぱり次は女の子♡」と、

3歳女の子の七五三撮影なんかさせてもらっていて本当に可愛いので憧れていたのですが、

なぜか妊娠が進むにつれて、「やっぱりもう1人男子がいいかも。」と思う様に。

つまり本当どっちでも最高だろうという事なのですが。

 

「なんか、袋的なものが見えるかな〜。」

と産科の先生に言われた時は、自分でもビックリする位ニヤニヤが止まらず、

と言うか、本当ずっとつわりで辛くて、お産まで意識を失い続けていたいとしか思ってなかったので、

その時初めて、ほわ〜ん♡となりました。

私が『息子溺愛型』だというのは有名な話です。

「またこんな男子、産まれて来るんかよ〜!たまらんやろ〜!!!!」ってなったし、

私の息子溺愛は、元々は『弟可愛い』という姉御肌から来ていて根が深いし、

私自身上品なタイプではないので、男子育児は合っていると思っています。

とは言え、今度出てくるのは勿論息子とは別人格の男子。

先ほど半笑いで、息子は奇跡的に舞い降りた天使と言いましが、

私は別に『赤ちゃんはお母さんを選んで産まれてくる』論は、否定はしないけど信じてはいなくて、

でも前世的なものはあるかもと思っておりまして、

これまた半笑いで聞いてもらっていいのですが、

息子と私は多分、「ロミオとジュリエットだったんかな?」位には思ってこの4年を過ごして来たのですよね。

息子は私の事は絶対否定しないし、

例えば夫がふざけて私を否定したり蔑む系の事を言っても必ず「違うもん。」とカバーしてくれます。

毎日唐突に「お母ちゃん大しゅき!」と平均10回は言ってくれるし、

チューとかギューとかのちちくり合いは、付き合って3日目のカップルの新鮮さを保ち続けているし、

私が与えた愛を120%で返してくれる様な男なのですよね。

口が硬派な男性と結婚した私に、神様がこんなスイートな男の子を授けてくれたんだあ、

と思う程、言葉も行動も激甘。

だからこそ、次出てくる男の子がどんな子なのか、

息子と同じ位スイートなんて事はあるまい、

きっと私達家族が来て欲しくて来て頂いた子だから、

我が道を行くマイペースな子なんじゃないかな、とか

息子と同じ(私と同じって事なんですが)様に、左のほっぺにえくぼがあったら

母性で私は爆発しちゃうだろうな、とか

この妊娠の辛さの終わりが見えて来た今は楽しみで仕方ないです。

最後は息子と撮ったマタニティフォト。

次の4歳のアルバムは息子もお兄ちゃんになっているね。

本当に楽しみだし、無事に産まれて来て下さいって願っているけど、

息子だけの、一人っ子の、この生活もあと少しで終わりと思うとそれも寂しいです。

でもこんなに長男を大好きだって思ってるから、

次の子も大好きだし、

強くて深い愛情の2人の男の子のお母ちゃんになれる様に頑張ります。

無事に産まれましたら、次男の写真にも、皆様お付き合い下さい*