今日の一枚「いつもの授乳風景」と子持ちと子なしの間*

こんにちは!フォトグラファーの沼山かおりです*

最近の私はfacebookに気軽に投稿するのを辞め、

ホームページに、ブログに、しっかり残していこうという気分なので

更新が増えるかと思いますが、良ければお付き合いください。

 

今日の一枚。

「いつもの授乳風景」です。

授乳フォト

ところで昨日は高校時代の同級生たちと井の頭公園でお花見をしてきました。

まだ頭上の桜は2分咲き程度でしたが。

 

子供が4人いる子から花の独身女子まで

子持ちと子なしの垣根なくいつも集まるメンバーです。

 

男性より身をもって子どもを産む女性の方が顕著だと思うのですが、

結婚して子供を産むことによって独身の友達と疎遠になってしまうという問題。

そして世間は「既婚子あり」と「独身子なし」を対立関係に置こうとしますよね。

 

私はいわゆる独身のプロという扱いの「負け犬の遠吠え」の著者の酒井順子さんや

「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」の著者のジェーン・スーさんが好きで、

学生の頃は「私はキャリアウーマンの独身貴族になるんだ」と思っていたものです。

子供は欲しいけど、結婚がしたいかと問われるとどうもよく分かりませんでした。

母子家庭育ちの影響だと思いますが。

 

仕事をバリバリして、オフは女友達と歌舞伎を観に行ったりしたいと本気で思っていましたし、

もちろん「SATC」はBOX買いしています。

そんな私が今の状態にあるのは本当に単なる幸運でしかありません。

子供を産む前は独り身の孤独感も愛していたし、

出産してもこの「わたし」を失いたくないなと思っていました。

 

しかし、妊娠が発覚した途端に私の身体も脳内も完全にお花畑と化し、

子供が成長するにつれ花々は咲き乱れ

もうわたしという人間は人格崩壊し

「あ〜〜ん、今日も可愛い♡ちゅきちゅき〜〜ん♡」という状態。

 

独身時代に女友達と飲み屋でかわしていたウィットな会話など

全くできなくなってしましました。

また独身でもママでも女友達を会うときアレコレ話したいと思っていたのに

いざ会うと話が出てこない、という事が私にはよくあります。

 

以前子連れで夫も一緒に友人同士で遊んだ日の帰りに

「あれやな、子供がいると子供のことに終始して話全然できんな」と夫。

わたしは内心で

『やっと分かったか〜!子連れランチなんて母親がしてるのを優雅に思ってたかもしれないけど、実際大人の会話なんて全然出来ないんだからーー!!男が子供生まれても夜の居酒屋で友人たちと小洒落た会話ができるのも夜妻が子を見てるからなんです!!』

と、夫にと言うより世間の男性たちに叫んだものです。

 

いわゆる「結婚」や「出産」が「勝ち」の様に思われがちなのは本当によく分かりません。

子供を産んでみたら想像以上の素晴らしさでしたが、

これは本当私個人の感覚であり、「女性」としての感覚ではありません。

独身の女性たちが私達から

「彼とはどう?そろそろ同棲、結婚の話とか出てる?」みたいな事聞かれるのも

結構うんざりじゃないかなと思うのですが、

私たちももう煮え切らなかったりな30代の恋愛話をできなくなってしまい、

『子供の話してもつまらないよね』という気持ちもあり

共通になる話題を探そうとします。

 

とにかく30代は本当にそういうラインの年齢だから大変なのですが、

「結婚」や「出産」に向かわなくてはいけない様な、

周りは『当然向かっていくつもりだし、向かいたいでしょ』みたいな空気で嗚呼、という感じですよね。

ジェーン・スーさんは

娘に結婚して欲しいなら結婚に向く教育を親がしとけや」と言ってます(笑)

 

とにかく何が言いたいかというと、

こうして垣根なく集まれる女子友達は本当にありがたいなと。

女性同士は対立しない方がいいって思うのです。