こんにちは。CuiCuiフォトグラファーの沼山かおりです*
突然ですが、皆さんは自分の子供に対する「教育」的なものに拘りはありますか?
私は年度毎に保育園に提出する書類の、
「園に対するご要望はございますか?」の質問欄を空白で出すようなタイプで、
リアルに「特になし。」という感じです。
病気にならなければ、死ななければ、人様の子を傷つけなければそれで良し!と、今の時点ではそう思っています。
しかし、どうやらそんな私にも「嫌だな。」と思う事があるらしい。
昨日、保育園にお迎えに行った際の話です。
帰り際に息子が「大」の方をオムツの中でしておりまして(まだオムツ取れてません。)、
保育士補助の先生が変えてくれるのを見ていたのですよね。
正直に言って子供へのモノの言い方が私と生理的に合わないなと直感で感じたのですが、
最後に手を洗わない息子にこう言いました。
「手を洗わないと。神様が見てるよ。」と。
息子は、
「見てないよ!壁が見てるんだよ!」と返しており、それに、
「いや、見てるよ。神様はいつでも見てるんだよ。」と。
息子は黙って手を洗いました。
それを見ていて、私の中でモヤモヤとしたものと、色んな思考がダダーと流れていきました。
私は都合のいい時だけ神頼みする様な、神様に対しては適度な距離感を持っている一般的なタイプだと思っています。
神について論じるつもりではなく、でもその補助の先生の言葉がとても安易だなと思ったのです。
「神様が見ている。」というのは、私たち親が気にしつつもつい使ってしまう、
「鬼が来るよ。」と同等のものだと、子供にとってはそうだろうと思うのです。
先日の息子の「お父ちゃんをバラバラにしたい包丁で。」発言への対応も、
私はその発言の「何が」マズいのか、正確に息子に伝える言葉というか、思考についてとても迷ったし、
その真実を見つけられなっかたので、包丁の正しい使い方を教えるに留めたのです。
(担任の先生に聞いたら、「保育園では倫理的な事というより、相手がどう思うかで伝えてます。」と言ってましたよ。)
ですが、今回の『なぜ手を洗うのか?』という問いには比較的簡単で正確な答えがあります。
それは『手を洗わないとばい菌がついたままで、そのままご飯を食べたりするとお口からばい菌が入ってお腹が痛くなったりするんだよ。』という様な。
親が「神様が見てるよ。鬼が来るよ。」と我が子に使うのは自由だと、
でも保育者には使って欲しくないなと思ったのです。
概念的なものでなくて、事実を根気よく伝えて欲しいと。
そして子育てというか教育の楽しいところは、
『神様は見てない。壁が見てる。』
という返しの中にあると思うし、そういうところを拾ってくれない保育者は嫌だと、
かなりハッキリと思いました。
そんな様子を見ていて、
「嗚呼、息子も保育園という色んな人間の中でこうしてやってくの大変だわな〜。」と。
だから、毎日保育園の帰りはベッタリ抱っこも許してしまうのです(笑)
(息子は別にその先生を何とも思ってないと思うし、私の極個人的な感情です。)
さて、今日は以前にこちらのブログでハーフバースデーの写真を紹介をしました男の子の1歳誕生日のお写真です*
事前にママから、「最近の息子のあれこれ」と「撮りたいリスト」をメールで頂いてまして、
最初はリストの中の一つ。
クリスマスプレゼントだった『やりたい放題』からスタート!
赤ちゃんって何でみんなホンモノ志向なのでしょう。
リアルなKeyがお気にです。
そしてフラフラと、歩きたての何とも可愛い足取りで押し入れに向かう彼。
これはリストの中の一つ、『押入れで隠れんぼ』の予感!!
チラッ。
入りました!!
ニコッ。
はーーーーーー、可愛い。
1歳の頃って「いないいないばあ」が好きですよね。
この姿が撮れて良かった。
そして帰り際にしたこれ!これもリストの中の一つ。
『無印のクッションに突っ込む』です!
順当にリストの項目をおみまいしてくれる彼。優秀です♡
そして次は『やらないであろうスマッシュケーキ』。
ご飯に興味が薄い彼なので、きっと食べないだろうと。これもリスト通りでした!
みんなでお誕生日の歌を歌います。
思わず立ってほっぺを触ってしまうおじいちゃんの気持ち、本当分かります。
スタジオみたいですよね。飾りすぎずナチュラルでお洒落!
おじいちゃんの育てたオレンジも可愛いアクセントに。
そしてこれも1歳お誕生日撮影の目玉イベント、『掴み取り』です。
さあ、スタート!
どれを掴むかな〜??オタマを見てるかな??お料理男子になるかな?
と思ったら、右にそれたーーーーー!!
堅実にお金を選ぶ彼。
わかってるね〜〜!!
そうよね、お金は大事よね!
そしてこれも1歳誕生日撮影の大トリ、『一升餅』です。
すでに嫌な予感がしている彼。
自分の誕生日なのに何故かめちゃ重いものを持たされる。
そして周りの大人たちは笑っていて放置。
この床に転がって泣いている姿こそ『一升餅』の可愛いシーンですよね。
頑張ったね!!
そしてそれでもなおお金を握りしめているね!!
一大イベントが終了したので、リラックスな写真も。
おじいちゃんおばあちゃんに一糸纏わぬ姿を披露。
喜ぶおじいちゃんおばあちゃん。
マイケルジャクソンのSmooth Criminalみたい!!
そして1歳のこのよちよち歩き!
分かりますか?この独特の身体の傾き。
嗚呼〜、可愛いよ〜(泣)。
むせび泣きたい位可愛い。
そしてこれもリストに入っていた『ブンバボン』で踊るところ!
「パンダのお目目がつけまつげ〜!」をやってくれるおばあちゃん。
上手に足腰を使って踊っていました♡
おばあちゃんペアとおじいちゃんペアで撮るのもいいですよね。
そしてこれもやりたいリストの一つ、『手形・足型を取る』。
くすぐったかったかな??
そしてこれは、『写真の中に写真』でどんどん続いて行くやつ。
2歳の時はまたこの写真を持って撮る訳です。
そうすると鏡の世界みたいに、どんどん奥に行くほど赤ちゃんに戻る写真が出来上がります。
最後はお誕生日プレゼントのファーストシューズ。
そして早速このお靴を履いてお出かけしましょう。
まだ本格的に桜が咲き始める前の頃でしたがとても暖かく、
抱っこされてたら気持ちよくって寝てしまった彼です。
でも公園に着いたら起きました!
たかいたかいも嬉しそう!!
初めてのお靴で、まだ1人では立ちにくそうでしたが、
ママに手を繋いでもらったらご機嫌にタッチできました。
この1歳の笑った時の、あごがズレる感じ分かります??
これ本当可愛い。
そしてお決まりの『囚われた宇宙人ショット』。
ピヨーーーーーン!!
肩車も嬉しいね〜!!
そう言えば、彼はお宮参り、ハーフバースデーと撮らせてもらっていますが、
そのどちらも雨だったので、晴れの日の外撮影は初めて。
気持ちいいね〜。
そして最後は、もうお靴脱いで歩いちゃえ!と、お外でもテトテト歩く姿を見せてくれました。
これから沢山、沢山、大地を踏みしめて歩いてね!
この後日、桜の撮影会にも参加してくださったのでママとお話していて、
「祖父母も喜んでました。何だか沼山さんが司会者みたいになってくれたからお誕生日会って感じになったね、と!」
と言われて、嗚呼そういう事もあるかもなと納得しました。
ひとつ前のブログで、『THEお誕生会ではなく日常を切り取るように』1歳を撮ったお写真を紹介しましたが、
今回の様に、親御さんならではの萌えポイントや、正に「今」しかない残したいシーンをリスト化して、イベントを盛り盛り詰め込むというのも良くって、
その場合、リストと当日のお子様の様子を見て私が軽く仕切るので、
そうすると私はカメラマン兼司会者の様になるかも知れません。
私はドキュメントな写真が好きですが、
そのジャンルの中で言えば、割と音声を発する方だと思います。
今目線が欲しいなとか、笑ってくれたらいいなというタイミングでそこを撮る為のアクションを割とする方かもです。
あと、「ぎゃーーー可愛い。はーーー可愛い。」とか言うし、オーディエンス的でもあるかもしれません。
敢えての日常寄りで撮ってもらう事もいいし、
この様にイベントを盛りだくさんにしてもいい。
写真が好きかどうかは1番だけど、仕切り役のような側面もあるのなら、
大事なイベントにぐいっと入ってくるカメラマンの人となりやキャラも重要かもしれません。
私の悪いところは自分で分かっています。
「可愛い可愛い」うるさいところと、
ついつい触ってしまうところ。いいこいいことかしちゃうし、「抱っこさせて下さい。」ってすぐ言う。
(お伺い時に手は洗わせて頂いてます!)
あと、可愛すぎて「ちょうか、ちょうか〜♡(そうか、そうか)」など、
赤ちゃん言葉を辞められないところですね。
でも、これが私の『母性型カメラマン』としての源なので、
多少はお許しいただけると幸いです。
この後も、この男の子桜の撮影会写真をアップする予定です。
納品も少々お待ちくださいね!
桜の写真はダダーッとinstagramにアップしているので、そちらも良ければ観てみて下さい*